災害が起こったら電気はどうするの?停電へ備えと対応について解説

台風や大雨のニュースを見るたびに、「うちは停電しても大丈夫だろうか」と気になる方も多いのではないでしょうか。

小さなお子さんやご高齢の家族がいると、その心配はより大きくなります。

行橋市や北九州市の周辺は、台風や塩害など、電気設備への負担が大きい土地です。

だからこそ、停電への備えを知っておくことには意味があります。

この記事では、停電が起きる原因から、平時の準備、停電したときの動き方、そして相談できる相手の選び方までを順番にお伝えします。

ひとつずつ確認していけば、停電は「こわいもの」から「備えられるもの」へと変わっていきます。

あわてなくて大丈夫です。今日確認できることから、一緒に見ていきましょう。

この記事の監修者

株式会社 林田電気工業

林田竜一

代表取締役

1級電気工事施工管理技士

行橋市で電気工事会社を経営しています。お客様ひとりひとりに丁寧に対応し、電気でつなぐ明るい未来をスローガンに地域に貢献できるように努めています。

半世紀の歴史!
福岡県行橋市の電気会社
林田電気工業

電気に関するお悩みは
お気軽にご相談ください

専任のスタッフがお客様のご不明な点にお答えいたします。お困りでしたらお電話またはお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

受付:月〜金 10:00〜17:00 土日祝日 定休日

電気工事士採用はこちらから

お客様ひとり一人、丁寧に対応することに

​こだわりを持っている会社です。
独立の支援も行っております。

行橋で停電に備える理由|台風と塩害

停電にどこまで備えればいいのかは、住んでいる土地のリスクによって変わります。

行橋市や北九州市の周辺には、この地域ならではの事情があります。

周防灘に面した沿岸部であること、平野部に川が集まる地形であること、そして塩害や落雷が起きやすいことです。

まずは、なぜこの地域で停電への備えが必要になるのか、その背景から見ていきます。

台風や大雨で停電が起きる原因

停電の多くは、電線への飛来物や倒木、そして設備の浸水が引き金になります。

台風や大雨のとき、なぜ停電するのか。仕組みを知っておくと、備える場所が見えてきます。

行橋市は今川・長峡川・祓川という3本の川が集まる平野部にあり、大雨のときは浸水と向き合う土地です。

こうした地形では、地上の設備や各家庭の配線が水に浸かることも、停電の原因になります。

停電の主な原因起こりやすい気象条件家庭への影響
飛来物・倒木による断線台風・暴風雨引込線の断線、地域一帯の停電
塩害による絶縁の低下台風・海からの強風漏電ブレーカーの作動、突然の停電
浸水・水没による短絡集中豪雨・河川の氾濫配線やコンセントのショート、家電の故障

原因が分かれば、どこに気をつければよいかも見えてきます。

屋外の配線や設備の状態を平時に見ておくことが、停電を防ぐ第一歩になります。

▶︎参考【行橋市】水害・洪水ハザードマップ

▶︎参考【九州電力送配電】災害に備えて

塩害や雷による停電のリスク

海からの塩分は電気設備の絶縁を弱らせ、漏電や停電の原因になります。

海が近く、雷も多い土地では、内陸とは違うリスクがあります。潮風と雷は、この地域の暮らしと切り離せません。

台風のとき、塩分を含んだ細かな粒子が風で内陸へ運ばれ、設備の表面に付着します。

そこに湿気が加わると電気が漏れやすくなり、停電につながることがあります。

雷もまた、送電線に落ちると一瞬の電圧低下を起こし、家電の故障を招くことがあります。

現象の種類家庭で起こりやすいことできる備え
塩害屋外配線の劣化、絶縁低下による漏電屋外コンセントの点検・清掃、塩害に配慮した設備
落雷一瞬の電圧低下、雷サージによる家電故障雷ガード付き電源タップ、分電盤の点検

沿岸部では、屋外の設備が思ったより早く傷むことがあります。

年に一度、台風シーズンの前に外まわりを見ておくだけでも、安心につながります。

▶︎参考【九州電力送配電】サステナビリティレポート2020(停電事故原因の内訳・塩害等)

過去の災害と大規模停電の事例

この地域では、台風による大規模な停電が過去に何度も起きています。

「本当にそんなに長く停電するの?」と感じる方もいるかもしれません。過去の記録は、その答えを静かに示しています。

九州電力送配電の記録によると、大きな台風のあとは復旧まで数日かかることもありました。

規模を知っておくことは、備えの目安を決める手がかりになります。

年・災害名最大の停電規模主な被害・復旧の目安
2005年 台風14号九州全域 約29万戸配電線の支持物損壊1,665本、長時間の停電
2020年 台風10号九州全域 約108万戸送電設備に甚大な被害
2022年 台風14号九州全域 約35万戸復旧までピーク時から約3日

過去に長い停電が起きたという事実は、決して不安をあおるものではありません。

過去に学べば、次の台風にはもっと落ち着いて備えられます。

▶︎参考【九州電力送配電】過去の主な災害

▶︎参考【経済産業省】令和4年台風第14号による被害の概要

停電の備え|家族を守る準備

停電に備えるというと、水や食料の備蓄を思い浮かべる方が多いかもしれません。

もちろんそれも大切ですが、この記事でお伝えしたいのは、もう一つの備えです。

それは、家の電気設備を健やかな状態に保っておくことです。

分電盤の場所を知り、必要なものを用意し、劣化した配線を早めに整える。ここでは、その順番で見ていきます。

停電に備え分電盤とブレーカー確認

避難のとき主幹ブレーカーを切れることが、停電後の火災を防ぐ大きな備えになります。

分電盤がどこにあるか、すぐに答えられますか。いざというときに探し回らずに済むよう、平時に確かめておきたい場所です。

分電盤は、家じゅうの電気を管理し、異常があれば電気を止める役割を持っています。

消防庁は、地震による電気火災を防ぐ手段として、揺れを感知して電気を止める感震ブレーカーの設置をすすめています。

ブレーカーの種類役割停電・避難時の扱い
主幹ブレーカー家全体の電気の大元避難で家を空けるときは切る
漏電ブレーカー漏電を感知して遮断復旧後に落ちたらむやみに入れない
分岐ブレーカー部屋・回路ごとに管理異常のある回路だけ切る

どのブレーカーが何のためにあるかを知っておくだけで、いざというときにあわてずに済みます。

一度、家族と一緒に分電盤の前で確認しておくと安心です。

▶︎参考【総務省消防庁】電気火災対策には感震ブレーカーが効果的です

停電の備え|必要なものリスト

停電時にまず困るのは、明かりと情報、そして連絡手段です。

停電すると、多くの家電が使えなくなります。何を用意しておけばよいか、電気にまつわる部分を中心にまとめました。

行橋市は、家庭での備えとして、ラジオやモバイルバッテリー、カセットコンロなどの準備を呼びかけています。

集合住宅では、停電で給水ポンプが止まり、断水が起きることもあります。飲み水以外の生活用水も考えておきたいところです。

停電時に困ること用意しておくものひとことメモ
情報・連絡手段モバイルバッテリー、乾電池式ラジオ基地局も長い停電で停止の可能性
夜間の明かり懐中電灯、LEDランタン、乾電池スマホのライトは電池を消耗
調理・湯わかしカセットコンロ、ボンベ発電機の屋内使用は中毒の危険
断水飲料水と生活用水集合住宅は給水ポンプ停止に注意

細かい備蓄リストは、行橋市の公式ガイドがくわしくまとめています。

まずは電気まわりの備えから、無理なく少しずつそろえていけば十分です。

▶︎参考【行橋市】停電対策で準備しておくもの

▶︎参考【資源エネルギー庁】停電した時の注意点(発電機使用時の注意等)

電気の点検・工事で停電に備える

停電を起こさない・広げないための備えは、設備そのものを健やかに保つことです。

備えというと「物をそろえること」と思いがちですが、もう一段深い備え方があります。

製品評価技術基盤機構(NITE)の調査では、配線や器具の経年劣化が、ホコリや水分と重なって発火につながる事例が報告されています。

塩害の影響を受けやすい行橋市周辺では、内陸より劣化が早く進むことも考えておきたい点です。

点検したい箇所そのままにしたときのリスク点検の目安
分電盤・各種ブレーカー遮断できず、感電や火災テストボタンで定期確認
屋外コンセント・引込線劣化による発煙、強風での断線カバーの割れ・青サビ・たるみを目視
屋内配線・プラグまわりホコリ堆積による異常発熱清掃、焦げ跡や変形の確認

点検は、専門の資格を持つ電気工事業者に任せるのが安全です。

配線やブレーカーの工事は、法律で資格を持つ人しか行えない作業になっています。

▶︎参考【製品評価技術基盤機構(NITE)】住宅用電気設備の事故に注意

劣化する屋外配線と点検の目安

外まわりの配線は、家の中の配線よりも早く傷みやすい場所です。

屋外の引込線やアンテナ線、エアコンの配管などは、紫外線と風雨、そして塩分にさらされ続けています。

被覆が硬くなってひび割れると、そこから雨水や塩分が入り込み、漏電の原因になります。

台風のあとに地上から見える範囲を確認するだけでも、早めの気づきにつながります。

劣化しやすい設備劣化のサイン点検頻度の目安
引込線・外壁の配線管被覆のひび割れ、金具のサビ台風前に年1回ほど目視
屋外コンセント差込口の変色、カバー破損、青サビ定期的にカバーを開けて確認
アンテナ・配管の固定部ワイヤーの緩み、ジョイントのズレ台風の後に目視

気になるサインが見つかったときは、自分で直そうとせず、電気工事業者に相談するのが安心です。

高い場所での作業は、落下や感電の危険もあります。無理をしないことが何よりの安全策です。

電気工事の停電|冷蔵庫とコンセント

事前に分かる停電なら、家電への負担を減らす準備ができます。

地域の工事などにともなって、電力会社から「計画的な工事停電」のお知らせが届くことがあります。

災害時の突然の停電と違い、時間の見通しが立つので、落ち着いて備えられます。

特に気をつけたいのは、冷蔵庫の温度管理と、通電が戻るときの家電の扱いです。

工事停電のタイミングやること注意点
停電の前冷蔵庫を強めに冷やす、電源を切る保冷剤を準備しておく
停電の最中開閉を控える、熱器具を抜く復旧時の不意の作動を防ぐ
停電のあと順に電源を入れる冷蔵庫は少し待って挿す

工事停電は、地域の設備を安全に保つための作業です。

お知らせが届いたら、あわてず準備を進めれば大丈夫です。

▶︎参考【九州電力送配電】災害に備えて(ブレーカーの操作等)

停電時の太陽光と蓄電池の注意点

太陽光発電や蓄電池、電気自動車を導入するご家庭が、この地域でも増えてきました。

これらは、停電のときに頼りになる電源になります。

その一方で、災害で壊れたときには、感電や火災の危険をともなう設備でもあります。

便利さと危険の両方を正しく知っておくことが、いざというときに家族を守ります。

停電時に太陽光で電気を使う方法

太陽光発電があっても、停電時は手動で「自立運転」に切り替える操作が必要です。

自動で家じゅうの電気が使えると思っている方もいるかもしれません。

停電を感知すると、システムは安全のためにいったん止まります。発電した電気が送電線に逆流し、復旧作業をする人の感電を防ぐためです。

家庭内で使うには、系統から切り離して自立運転に切り替えます。専用のコンセントの場所も、平時に確かめておくと安心です。

手動切替の手順操作の内容注意点
遮断の確認主電源・太陽光ブレーカーを切る電気の逆流を防ぐ大切な手順
モードの切替パワコンで自立運転に切替機種で操作が違う。説明書を確認
復旧時の戻し方家電を抜き、モード解除後に戻す接続のまま戻すと故障の恐れ

操作の順番は機種によって異なります。落ち着いて取扱説明書を確認することが大切です。

平時に一度、切り替えを試しておくと、いざというときにあわてずに済みます。

▶︎参考【資源エネルギー庁】停電時の住宅用太陽光発電システムの自立運転について

▶︎参考【太陽光発電協会(JPEA)】停電時の自立運転機能の操作手順

停電時に使える電力量の目安

自立運転で使える電気には上限があり、多くの機種で最大1.5kWほどです。

自立運転に切り替えても、屋根いっぱいの太陽光の力をそのまま使えるわけではありません。

そのため、消費電力の大きい家電をいくつも同時に使うことはできません。

発電量は日ざしに左右され、夜間や悪天候のときは使えない点も知っておきたいところです。

家電の例消費電力の目安停電時に使えるか
スマートフォンの充電約10〜20W使用可。情報収集の要として優先
扇風機・液晶テレビ約30〜150W同時使用も可。暑さ対策に有効
電子レンジ・ドライヤー約1,000〜1,500W上限に近く、同時使用は難しい
医療機器機種による供給停止の恐れ。接続に不向き

太陽光は万能ではありませんが、明かりや情報を保つには十分に頼りになります。

蓄電池を併せて備えておくと、夜間の心配もやわらぎます。

▶︎参考【資源エネルギー庁】停電時の住宅用太陽光発電システムの自立運転について

太陽光パネルの感電|停電の二次災害

壊れたパネルや水没したパネルには、光が当たる限り電気が流れ続けます。

ここは、安心のために危険を小さく見せてはいけない場所です。正しく知ることが、そのまま安全につながります。

台風の飛来物で割れたり、豪雨でパワーコンディショナが水に浸かったりすると、設備は危険な状態になります。

外れて漂着したパネルでも、受光面に光が当たっていれば発電は続いています。決して素手で触れないようにしてください。

パネルの状態危険の内容取るべき行動
強風で破損・落下発火、露出配線からの感電触れず、人を近づけない
浸水・水没水を介した漏電・感電点検まで触れない
土砂崩れ等で流出受光面があれば感電の危険近づかず、専門業者へ連絡

危険を正しく知ることは、こわがることとは違います。

近づかない・触らない・連絡する。この3つが家族の安全を守ります。

▶︎参考【製品評価技術基盤機構(NITE)】住宅用電気設備の事故に注意

▶︎参考【経済産業省】水没した太陽電池発電設備による感電防止について

水没や破損したパネルに近づかない

水没・破損したパネルには近づかず、専門業者へ連絡してください。

経済産業省は、水没した太陽電池発電設備に、むやみに近づかないよう呼びかけています。

直流の電気による感電は、筋肉がこわばって自力で手を離せなくなる危険があります。

被災前から手の届く場所に落ちていたとしても、判断は同じです。専門家に任せるのが安全です。

やってはいけない行動理由代わりに取る行動
素手でパネル・ケーブルに触れる致命的な感電の恐れ距離を取り、専門業者へ連絡
水没したパワコンの電源を入れる短絡による発煙・発火専門家の安全確認を待つ

自己判断で処置しようとせず、まず人が近づかないようにすることが第一です。

そのうえで、専門家へ連絡すれば大丈夫です。

▶︎参考【経済産業省】水没した太陽電池発電設備による感電防止について

光を遮り発電を止める応急処置

この応急処置は専門業者が行う対応です。ご自身では作業せず、必ず専門業者へ依頼してください。

破損したパネルの危険を抑えるには、光をさえぎって発電を止める方法があります。

太陽光発電協会(JPEA)は、絶縁性の保護具を着けたうえで、受光面を覆う処置を示しています。

これは、プロが到着するまでの間に「何が行われるのか」を知っておくための知識です。

シートをかける作業そのものにも感電の危険があるため、ご家庭で行う作業ではありません。

応急処置の方法目的注意点
受光面をシートで覆う発電を止め、危険を抑える感電の危険あり。専門業者が実施
ケーブル先端の絶縁保護漏電・ショートを防ぐ一般のテープでは不十分。専門家へ依頼

危険を感じたときは、まず人を近づけないようにして、専門業者へ連絡してください。

知識として知っておくことが、いざというときの落ち着いた対応につながります。

災害の停電対策|正しい対応の手順

実際に停電したとき、順番どおりに動ければ、二次災害の多くは防げます。

大切なのは、あわてず状況を確かめ、危険を一つずつ減らしていくことです。

電気は「電源に近いところ」から順に復旧し、最後に各家庭の引込線がつながります。

この流れを知っておくと、自宅だけ停電が続く理由も見えてきます。

停電したら確認|復旧までの目安

停電したら、まず「近所も暗いのか、自宅だけか」を確かめます。

窓の外を見て、街灯や近くの家も消えていれば、広い範囲の停電です。

この場合は電力会社がすでに把握して動いているので、停電情報を確認して落ち着いて待ちます。

自宅だけが消えているときは、ブレーカーや引込線に原因があることが多くなります。

停電の範囲考えられる原因最初の行動
地域一帯が暗い変電所・高圧配電線のトラブル停電情報で復旧見込みを確認
特定の部屋だけ停電使いすぎ、または漏電分岐ブレーカーを確認
自宅だけ停電引込線の断線、ブレーカーの作動ブレーカーを確認、断線なら電力会社へ

電話窓口は混み合うことが多いため、まずはインターネットの停電情報が便利です。

まず範囲を確かめることで、次にやるべきことが見えてきます。

▶︎参考【九州電力送配電】停電の復旧手順

停電時のブレーカー操作と通電火災

避難で家を空けるときは、主幹ブレーカーを切ることが火災を防ぎます。

過去の大きな災害では、火災の原因の多くが「通電火災」でした。備えておけば防げる火災です。

通電火災は、停電中に倒れた電気ヒーターなどに、復旧の瞬間に電気が流れて起こります。

北九州市消防局の統計でも、配線に起因する火災が上位に挙がっており、電気火災への備えは身近な課題です。

避難前にやること目的忘れやすい注意点
主幹ブレーカーを切る通電火災を防ぐ帰宅後は損傷を確認してから入れる
熱器具のプラグを抜く再通電時の作動を防ぐ揺れが収まったら早めに抜く
感震ブレーカーを備える不在時の地震で自動遮断簡易型もあり導入しやすい

やることは多くありません。「切る・抜く・備える」の3つを覚えておけば十分です。

落ち着いて順に行えば、火災のリスクは大きく減らせます。

▶︎参考【総務省消防庁】電気火災対策には感震ブレーカーが効果的です

▶︎参考【北九州市消防局】令和6年中の火災概況

停電時に触れてはいけないもの

停電中でも、電線や水没した家電に電気が流れていることがあります。

災害のあとの街や家の中には、平時にはない電気の危険が潜んでいます。

「停電しているから電気は流れていない」という思い込みは危険です。

危ないものには近づかず、専門の窓口へ連絡することが、いちばん確実な対応です。

危険なものなぜ危険か取るべき行動・連絡先
切れて垂れた電線電気が流れたままの可能性近づかず、配電事業所へ連絡
水に浸かった家電・配線絶縁破壊で通電時に発火の恐れプラグを抜き、点検まで使わない
水没・破損した太陽光パネル発電が続き、感電の危険素手で触れず、販売施工業者へ連絡

いずれも共通するのは、「触らない・近づかない・連絡する」という行動です。

正しい対応を知っておくことが、危険な場面での落ち着いた行動につながります。

▶︎参考【九州電力送配電】災害に備えて(切れた電線への注意等)

切れて垂れた電線には触れない

垂れ下がった電線には、決して近づかないでください。

台風の暴風で切れ、地面に垂れ下がった電線は、見た目では電気の有無が分かりません。

自動で電気が戻る仕組みなどにより、突然また電気が流れることがあるためです。

邪魔だからと動かそうとせず、周囲の人にも危険を知らせて、電力会社へ連絡します。

状況やってはいけないこと正しい対応
道路に電線が垂れている素手や木の枝で動かす近づかず、電力会社へ連絡
引込線が外れかけているはしごで自分で直す触れず、電力会社・業者へ依頼

高い場所での作業は、感電と落下の両方の危険があります。

自分で解決しようとせず、専門家に任せることが安全への近道です。

水に浸かった家電は使わない

水に浸かった家電は、乾いて見えても、点検を受けるまで使わないでください。

川の氾濫などで浸水すると、水に浸かった家電や配線、コンセントはすべて危険なものになります。

泥水には不純物や塩分が多く含まれ、乾いたあとも電気を通しやすい状態が残るためです。

外見が無事でも、内部で絶縁が壊れていることがあります。

浸水した機器リスク使用再開の判断
壁のコンセント短絡、通電時の火花ブレーカーを切り、業者へ依頼
冷蔵庫や洗濯機絶縁破壊による発煙・漏電点検を受けてから判断する

もったいなく感じても、点検を受けてから使うことが安全につながります。

判断に迷ったときは、専門家に見てもらえば安心です。

▶︎参考【製品評価技術基盤機構(NITE)】住宅用電気設備の事故に注意

信頼できる電気工事業者の選び方

災害で壊れた設備の復旧や、平時の点検を頼むとき、どの業者に任せるかは安全に直結します。

電気は目に見えないため、施工の良し悪しは、数年後に不具合として現れることもあります。

だからこそ、選ぶときの基準を持っておくことが大切です。

ここでは、資格と実績、地域とのつながり、そして見積もりとアフター対応という3つの目線で見ていきます。

資格と施工実績を確認する

電気工事士の資格の有無は、業者を選ぶうえでの最低限の基準です。

家庭の配線工事やブレーカーの交換は、資格を持つ人だけが行える作業です。

電気工事士法では、資格を持たない人が一般家庭の配線工事を行うことを禁じています。

資格と実績を確かめておくことが、施工の品質を守る第一歩になります。

確認したいことなぜ重要か確認の方法
電気工事士の資格無資格では配線工事ができない会社概要・名刺の記載、免状の携帯
電気工事業の登録請け負うための法的な要件事務所に掲示された登録の標識
施工実績安全管理の体制の目安HPの実績、公共工事の実績

資格や登録は、ホームページや事務所の掲示で確かめられます。

遠慮なく確認して大丈夫です。誠実な業者ほど、はっきり答えてくれます。

▶︎参考【衆議院】電気工事士法(無資格作業の禁止・罰則等)

地域密着と対応の速さ

近くの業者ほど、緊急時に早く動けることが多いものです。

災害のあとにいちばん求められるのは、駆けつけの速さです。

広い範囲で被害が出たとき、遠方の業者は現場に着くまで日数がかかることもあります。

地元に根ざした業者は、道路の状況や地域の被害の傾向を把握しており、動きが速くなります。

地域密着で得られる利点具体例確認したいこと
緊急時の速い駆けつけ台風後に早く応急処置に来られる拠点が車で30分〜1時間圏内か
地域の気候への知見塩害を踏まえた設備を提案環境に合った適切な提案か
顔の見える関係と責任感長年その地域で商売している安心営業年数、地元団体への加盟

近くに信頼できる相談先があることは、それ自体が家族の安心につながります。

普段からのつながりが、いざというときに生きてきます。

見積もりとアフター対応

明確な見積もりと、工事後の相談のしやすさが、信頼できる業者の目印です。

良い業者かどうかは、工事の前後の対応に表れます。

災害復旧のような急ぎの場面でも、内容をていねいに説明してくれる業者を選びたいものです。

平時からかかりつけの電気工事店を見つけておくと、いざというときに頼りになります。

良い業者のサイン注意したいサインチェックポイント
内訳の分かる見積もり「一式」で内訳が見えない追加時の説明があるか
ていねいな現地調査現場を見ず契約を急ぐ分電盤・配線を確認するか
工事後の保証・相談窓口工事後の連絡が取りにくい保証や定期点検の案内があるか

費用は設備の規模や状況によって変わります。まずは相談や見積もりから始めれば十分です。

急がされず、納得して選べる相手かどうかを、落ち着いて見極めていきましょう。

停電の不安を安心に変える家族の備え

停電は、暮らしの土台をあっという間に揺るがします。

行橋市や北九州市の周辺には、塩害や台風、水害といった、避けにくい自然のリスクがあります。

それでも、ここまで見てきたように、原因と対応の手順を知り、公的機関がすすめる順に動けば、必要以上に恐れることはありません。

今日からできることは、決して特別ではありません。

分電盤の場所を確かめること。屋外の配線に異常がないか、ときどき目を向けること。

太陽光や蓄電池があるなら、平時に自立運転の手順を確認しておくこと。

こうした小さな確認の積み重ねが、いざというときに家族を守る安心へと変わります。

そして、もう一つの安心が、地域に相談できる専門家がいることです。

電気工事士の資格を持ち、地域に根ざして施工を重ねてきた地元の電気工事店は、暮らしの安全を身近で支える存在です。

株式会社林田電気工業は、行橋市・北九州市を中心とした地域の「顔の見える相談先」として、確かな技術と誠実な対応で、災害に強い暮らしづくりをお手伝いしています。

電気設備の点検やお困りごとは、お気軽にご相談ください。ご相談・お見積もりは無料で承ります。

備えは、今日の小さな一歩から始められます。あわてなくて大丈夫です。

▼安心リンク▼

行橋市の防災マップ

家庭での備え

半世紀の歴史!
福岡県行橋市の電気会社
林田電気工業

電気に関するお悩みは
お気軽にご相談ください

専任のスタッフがお客様のご不明な点にお答えいたします。お困りでしたらお電話またはお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

受付:月〜金 10:00〜17:00 土日祝日 定休日

電気工事士採用はこちらから

お客様ひとり一人、丁寧に対応することに

​こだわりを持っている会社です。
独立の支援も行っております。