自然災害による被害が増えてきている近年。
2023年の九州北部豪雨の記憶も新しい方もいらっしゃるのではないでしょうか?
自然災害への備えに関心が高くなっていますが、実際に災害に対する備えをしている方はまだまだ少ないようです。
また、自然災害に伴い発生する可能性が高いのが停電です。
私たちの生活には電気が不可欠。
その電気が止まってしまった場合にはどんな事態が想定されるのでしょうか?
この記事では停電したら困ることをランキングにしました。
合わせて、停電時の電気の困ったを解決するヒントもご紹介します。
いざという時のために。
災害、停電対策のお手伝いになれたら嬉しいです。
株式会社 林田電気工業
林田竜一
代表取締役
行橋市で電気工事会社を経営しています。お客様ひとりひとりに丁寧に対応し、電気でつなぐ明るい未来をスローガンに地域に貢献できるように努めています。
半世紀の歴史!
福岡県行橋市の電気会社
林田電気工業
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さて。
停電への備えはしっかりできていますか?
日本では自然対策への備えが必要だと感じている人は9割。
しかし、自然災害への対策ができているという人は全体の3割程度だそうです。
さらに、自然災害への対策は飲食料や備蓄、乾電池、懐中電灯がほとんど。
停電に対して備えている人はさらに少ないようです。
意外と忘れている、太陽光発電機の停電時の活用
太陽光発電があるから大丈夫!
そんな回答もありました。
しかし、いざ停電時の太陽光発電システムの電力の使用方法を尋ねてみると「わからない」という方も多くいらっしゃいました。
停電時に住宅用太陽光発電システムの電力を使用する場合、太陽光発電システムを「自立運転モード」に切り替える必要があります。
さらに、使いたい電化製品のコンセントを非常用に差し替える必要があります。
その差し替えの必要性を認識している方は太陽光発電ユーザーのうちの20%にも満たないようです。
停電の備えは必須!その理由とは?
自然災害発生時に、飲食料の備えやおむつ・衛生用品、毛布などの備えはもちろん必要です。
自然災害が発生すると、大規模停電が起こる確率も上がります。
そのため、災害の備えと停電の備えはセットで考えると安心です。
では、停電に備えが必要な理由はなんでしょうか?
停電するとあらゆる電化製品が使えなくなります。
病院などでは停電は命の危険にも直結するため自家発電機や蓄電池を準備しています。
一般家庭でも、普段使っている電化製品が全く使えなくなってしまうと・・・
いかがですか?
少し考えてみるだけでも怖くて不安になることが多いと思います。
電化製品に囲まれた生活をしている電気が止まることは、生活に大きな支障をきたすことになるのです。
ここでは、停電したら困ることをランキング形式で紹介します。
- 1位:冷蔵庫が使えず、食料がダメになる
- 2位:照明が使えず部屋が暗くなる
- 3位:IHやレンジなどの調理器具が使えなくなるため、料理ができなくなる
- 4位:冷暖房機器が使えず、温度調整ができなくなる
- 5位:トイレの電源が入らないため水が流せなくなる
- 6位:スマホやタブレット、モバイルバッテリーの充電ができなくなる
- 7位:テレビやラジオが使えなくなる
- 8位:水道が止まる
1位:冷蔵庫が使えず、食料がダメになる
停電が発生すると、冷蔵庫・冷凍庫が全く機能しなくなります。
特に困るのは冷凍庫。
冷凍庫は停電発生から1時間もすれば解凍が始まるほど温度があがってしまうのです。
1日いないに庫内の食べ物は全て悪くなってしまうと考えて良いでしょう。
災害時の停電は、自治体や業者も必死に頑張りますが、復旧が長引いてしまうケースもあります。
食品の処理も停電時に不安な中しなくてはならないことにもなります。
2位:照明が使えず部屋が暗くなる
停電すると照明がつかなくなります。
昼間は太陽の光があるため、なんとかなるでしょう。
しかし夜間は家の灯りだけでなく、街灯や周りの家も電気がつかない状況となります。
予想しているよりも暗い状況になると思って良いでしょう。
地震災害による停電の場合は、余震の怖わさも続いているためキャンドルや蝋燭などの火を使った灯りも避けましょう。
3位:IHやレンジなどの調理器具が使えなくなるため、料理ができなくなる
昨今はオール電化の住宅も増えています。
そのため、お湯をわかしたり少しの調理をするのにも電気は必須となっているご家庭が多いのです。
太陽光発電を取り入れているご家庭も増えていますが、非常用コンセントの用意や差し替えなどもあるため、意外と大変・・・というご意見もあります。
オール電化住宅に住んでいる方からの意見が目立つ困りごとでした。
4位:冷暖房機器が使えず、温度調整ができなくなる
真夏の暑さ対策にはクーラーが必須です。
真冬の寒さ対策には暖房機器が必要になります。
特に昨今は真夏の暑さも命取りになるケースが増えています。
真夏や真冬に冷暖房が使えなくなる状況は、命の危険にも繋がります。
5位:トイレの電源が入らないため水が流せなくなる
一般的なトイレは電力に頼っていないため、断水が起きなければ使えるものが多いです。
タンクに溜まっている水を押し出して流しているためです。
タンクレストイレは、水を貯めて流す仕組みになっていません。
直結した水道の水を流す仕組みになっているためです。
「電磁弁」を利用して、排水する以外には水が流れないように制御しています。
停電になると、タンクレストイレの電磁弁は使えなくなります。
トイレの蓋も閉じたまま開かなくなってしまうのです。
便器の背後にタンクが設置されていないトイレの場合、停電時にはトイレが使えなくなります。
5位:トイレの電源が入らないため水が流せなくなる
一般的なトイレは電力に頼っていないため、断水が起きなければ使えるものが多いです。
タンクに溜まっている水を押し出して流しているためです。
タンクレストイレは、水を貯めて流す仕組みになっていません。
直結した水道の水を流す仕組みになっているためです。
「電磁弁」を利用して、排水する以外には水が流れないように制御しています。
停電になると、タンクレストイレの電磁弁は使えなくなります。
トイレの蓋も閉じたまま開かなくなってしまうのです。
便器の背後にタンクが設置されていないトイレの場合、停電時にはトイレが使えなくなります。
6位:スマホやタブレット、モバイルバッテリーの充電ができなくなる
スマホやタブレットは災害緊急時には、
・安否確認
・外部との連絡
・防災避難情報の収集
に大いに役立つ端末です。
モバイルバッテリーを用意されている方も多いと思います。
ソーラー充電タイプのモバイルバッテリーや電池式のモバイルバッテリーも充電が必要になります。
7位:テレビやラジオが使えなくなる
正確な防災情報の収集をするのに使えると安心なのがテレビやラジオです。
スマホでも観ることは可能ですが、バッテリーもやはり心配になります。
また、スマホでの情報収集は、情報収集のツールや場合によってはフェイクニュースを掴んでしまうこともあるので注意が必要です。
正しい情報かどうかの取捨選択が必要になる場合もあります。
テレビやラジオの災害特別番組ではいち早く行政からのお知らせを流すこともあります。
8位:水道が止まる
全てのご家庭で停電により水道が止まる現象が起きるわけではありません。
汲み上げ式のポンプを使っているマンションなどでは起きる現象です。
また、井戸水を汲み上げている地方の住宅にも多い現象です。
電気と水が同時に止まってしまう状況は大変危険です。
電気と一緒に水道も止まってしまう可能性のある家に住んでいる方は、しっかりと対策をしておく必要があります。
停電への備え・・・具体的には何をすれば良いのでしょうか?
電池式の懐中電灯や、モバイルバッテリー。
飲料水やガスボンベ式のカセットコンロを準備しておくのも良いですね。
ここでは、停電しても普段に近い状態で電気を使うことができる装置を2つご案内します。
スマホのモバイルバッテリーよりも大容量で、生活家電にも利用できる「ポータブル電源」という非常用電源アイテムです。
モバイルバッテリーでも大容量で高出力、家庭のコンセントと同じAC100V出力が可能です。
おすすめ理由1:冷蔵庫・冷凍庫・冷暖房も動かせる高出力が魅力!
ポータブル電源は冷蔵庫や冷凍庫、冷暖房も動かすことができるほどの高出力のラインナップが揃っています。
例えば、一般的に6畳用のエアコンは暖房の最高出力時に消費する電力が1,500W程度です。
その消費出力に対応できるほどの大容量・高出力モデルも存在しています。
容量には限りがありますが、日常生活で使っている家電は一通り動作できると考えて良いでしょう。
おすすめ理由2:持ち運びも便利でどこでも使うことができる
ポータブル電源は持ち運びに便利な軽量・コンパクト設計のものが多く揃っています。
動作音の小ささも魅力の一つです。
ポータブル電源はほとんど動作音がしません。
万が一避難が必要となった場合に避難所に持っていくことも可能です。
おすすめ理由3:ソーラーパネルで充電も可能!
ポータブル電源はソーラーパネルで充電可能です。
大容量仕様ではありますが、停電が長引いた際には、電力を使い切ってしまうことがないとも言えません。
仮に電力を使い切ってもソーラーパネルで充電すればまたポータブル電源が使うことができるようになります。
家庭用蓄電池とは、電気を貯めたり、必要な時に電気機器に電気を供給する子ができる設備のことです。
太陽光発電などで作った電気を貯めることができます。
また、電力会社から買った電気も貯めることができるのです。
太陽光発電がないから設置できないということはありません。
電力会社から電気を買って貯める場合は、電力料金単価が時間帯によって変わるプランで契約している場合には、使い方によっては電気代対策にもなります。
つまり、電力が安い時間帯に蓄電池に電気を貯めて、高い時間帯に使うということもできます。
家庭用蓄電池の設置の補助金について
家庭用蓄電池を設置する際に、国や地方自治体において助成金制度を受けることが可能な場合があります。
助成金は年度や自治体によって異なります。
支給対象となる工事も異なってくるので注意が必要です。
さらに、ほとんどの場合が予算に達すると受付終了となってしまいます。
詳細はお住まいの自治体や、補助金に詳しい業者に確認してみることをおすすめします。
知識がある業者に依頼すると、補助金についてのアドバイスが受けられる場合もあります。
電気が止まり、電化製品が一切使えなくなる停電。
普段当たり前のようにあり、生活を潤し便利にしてくれている電気が止まると不安になってしまいますよね。
電気によって守られている生活もたくさんあります。
最低限の電気を確保するためには、ポータブル電源の用意や家庭用蓄電池の設置も念頭に入れても良いでしょう。
災害への備えも大切です。
また、同じくらいに停電への備えも大切です。
備えをしっかりとして、いざという時に、ご自身と大切な方がの命や安全が守られますように。
半世紀の歴史!
福岡県行橋市の電気会社
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