災害が起こったら電気はどうするの?停電へ備えと対応について解説

地震や豪雨。

近年自然災害が多発しています。

2023年7月には九州北部での大雨による河川の氾濫や土砂災害被害が起きています。

自然災害の際に気をつけたいのが「停電」です。

停電は、電柱の倒壊や電線の断絶により起こります。

地震、台風、集中豪雨・・・どの災害でも起こる可能性が非常に高いです。

暗くなって不安になる。

スマホの充電ができなくなって連絡が取れない。

スマホ・テレビ・ラジオによる情報収集ができない。

停電によって様々な不安や不便が生じます。

さらに停電は、火災や感電の可能性も含んでいるとても危険な事象です。

命の危険に繋がることもあります。

いつ起こるのかわからない自然災害は防ぐことができません。

「もしも」「万が一」を意識した備えが大切です。今回は、災害が起こった時の電気関連の知識をお伝え致します。

この記事の監修者

株式会社 林田電気工業

林田竜一

代表取締役

1級電気工事施工管理技士

行橋市で電気工事会社を経営しています。お客様ひとりひとりに丁寧に対応し、電気でつなぐ明るい未来をスローガンに地域に貢献できるように努めています。

停電時に備えておきたいもの

いざ!という時に慌てずに、すぐに持ち出せるように必要最低限のものを非常用リュックなどにまとめて準備しておくと良いとされています。

災害が発生したときは、パニックになっているので備えておくと安心です。

非常時の持ち出し品については、行橋市の「災害に対するご家庭への備え」でも持ち物リストを確認することができます。

ここでは「停電」に注目した、非常時に備えておきたいものをご紹介します。

スマホや携帯電話のモバイルバッテリー

スマホや携帯電話は、安否確認や連絡手段として大切なライフラインの一つとなります。

場合によってはテレビやラジオに代わる情報源にもなります。

また、懐中電灯の代わりにも使用できます。

避難所などでのストレス解消のツールとしても利用できます。

停電時でも安心なのは「電池式」「ソーラーパネル搭載(太陽光で充電可能)」の充電器を用意しておくとより安心です。

また、日頃からいざという時に焦らないように、充電器の場所も確認しておきましょう。

懐中電灯(照明がわりになるもの)

例えば、夜間に地震や災害が発生した場合。

例えば、夜間に停電が発生した場合。

夜まで電力復旧や停電復旧がなされなかった場合。

避難するためにも、安全を確保するためにも照明かわりになるものが必須です。

電池式の照明を用意しておくと良いでしょう。

ろうそくは火災の原因にもなるため、避ける方が無難です。

携帯ラジオ

災害時は、災害の状況や安否確認、救助や支援に関しての情報を得ることが不可欠になります。

そのための情報源としておすすめなのが「携帯ラジオ」です。

昨今スマホアプリでもラジオを聞くことができますが、安否確認や連絡手段のために利用し続けることも多くなります。

そのため、電池式のラジオを予備の電池をセットにして用意しておくと安心です。

乾電池

災害時に使用用途が多岐に渡る乾電池。

懐中電灯やモバイルバッテリー、ラジオなど様々なものに利用できます。

停電が長引くケースを想定して少し多めに準備しておくと良いでしょう。

ただし、乾電池の使用期限を確認するようにしてください。

乾電池には使用期限があり、使用期限が過ぎると液漏れが生じるなどして、いざという時に使えない可能性が生じます。

暑さ・寒さ対策

停電になると冷暖房が使えなくなります。

防寒グッズや熱中症対策グッズが必要になります。

特に近年、熱中症リスクの上昇は平時にも言われることが多いです。

災害時にはさらにリスクは上がります。

飲食料

停電だから・・・ではなく、災害時には特に必要なものになります。

食料や飲料水は最低でも3日分備えておく必要があると言われています。

(必要な飲料水の目安は1人1日3L)

おすすめは、カセットコンロなどの簡易調理器具を1つ備えておくことです。

停電が長引いても温かい食事がとれることで、緊張を緩和することもできます。

ただし、火の扱いには十分に注意してください。

生活用水

「停電でも水道は使える」

と思っている方も多いかと思います。

しかし、マンションなどの高層階まで水を届ける必要がある建物の場合、電動ポンプで給水を行っている可能性があります。

そのため、停電時に断水します。

マンションにお住まいの方は一度「給水方式」を確認しておくことをおすすめします。

災害時に知っておきたい!分電盤をチェックしよう

災害時に起こり易い、電気が原因の「電気火災」

二次災害を引き起こさないためにも、災害避難時には必ず分電盤のスイッチを切る必要があります。

これにより、家屋への電気の供給を元から遮断するのです。

分電盤は家庭内の配線に電気を分ける機器のことです。

ブレーカーと呼んでいる場合もあります。

分電盤のチェックポイント

①家のどこにあるのか確認をしよう

②スイッチの意味を確認しよう

分電盤にはたくさんのスイッチがあります。

避難時にどのスイッチを切れば良いのか。

また、停電時に見ることで停電の原因を知ることができる場合もあります。

ブレーカーの基礎知識

災害時に知っておきたい!停電した時にすべきこと

災害はいつ起こるかわかりません。

1番大切なのは安全確保です。

落ち着いて、冷静な行動を心がけましょう。

停電の範囲を確認しましょう

停電になった際には落ち着いて、停電の範囲を確認することが大切です。

近隣一帯が停電している

自分の家だけが停電している

災害時は、近隣一帯が停電しているケースが多いです。

稀に、災害によるショックで家の中の配線に不具合が生じて停電するケースもあります。

電気機器のプラグをコンセントから抜きましょう

停電から復旧した際に、急な電力供給で火災の原因になる恐れがあります。

そのため、停電になったら電気機器のプラグをコンセントから抜いてください。

特に、電気ストーブやアイロン、ドライヤーなどの熱を発生させる電気機器は注意が必要です。

分電盤のスイッチをきりましょう

ブレーカーを落としましょう。

家の外に避難する場合は、分電盤のメインスイッチを「切」にしましょう。

停電復旧後の通電による「通電火災」を防ぐものです。

災害時に何らかのショックで破損・転倒した電気機器に通電することで通電火災は発生します。

知っておきたい!災害時に気をつけたいその他のこと

停電時だけではなく、災害時にはいつも以上に危険が身近になります。

あてはまるものがある場合は注意をし、二次災害が怒らないように気をつけましょう。

太陽光発電を設置している場合の注意

太陽光発電を設置している場合は、「自立運転モード」に切り替えることで、電力会社を通さずに直接電気を使うことができます。

自立運転モードは、太陽が出ている間は停電でも電気を使うことができます。

破損している太陽光パネルや落ちている太陽光パネルには要注意!

太陽光パネルは太陽光に反応して発電しています。

そのため、屋根から落ちて破損しているパネルも、光があれば発電する可能性もあるのです。

発電中のパネルに触れると感電し、命の危険となります。

落ちたり破損したりしている太陽光パネルには絶対に近づいてはいけません。

水に浸かった電気機器は使わない

水に浸かった電気機器は漏電の恐れがあります。

そのまま電気を通すことで大きな事故に繋がる場合も。

一見大丈夫そうに見えても、電気店などでチェックしてもらい安全を確認した上で使用しましょう。

切れた電線には触らない

切れて垂れ下がった電線には絶対に触らないでください。

電気が流れている可能性が高く、感電する恐れがあり、大変危険です。

速やかに地域の電力会社に連絡をお願いします。

九州電力送配電株式会社

災害時に気をつけたい電気のことのまとめ

災害時はご自分やご家族の安全が第一です。

二次災害を防ぐために、電気関係では特に以下の3点に気をつけて行動してください。

コンセントからプラグを抜く

家の電気を元から遮断する(ブレーカーを落とす)

破損した電気機器にはさわらない

災害はいつ起こるかわかりません。

いざという時のために、備えや行動の確認を行っておきましょう。

行橋市HPでは災害に対する備えが詳しくまとめられています。

ぜひ参考になさってください。

行橋市の防災マップ

家庭での備え

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