電気配線の見直しはリフォームがベスト!不便を便利に変えるポイントを解説します!

最初は「ここにあれば大丈夫!」と思っていても、いざ生活してみたら

「ここにコンセントがあった方が便利だな」

「ここにスイッチが欲しかった」

「照明がここにもあたったらよかった」

そんなことを思ったことはありませんか?

照明の明るさや部屋ごとに使う電気量、スイッチ、コンセント・・・

電気の使い方はライフスタイルや家族の形に合わせて変わってきます。

電気配線の見直しを行うおすすめのタイミングは、リフォームの時です。

電気関係の不便が解消されると、リフォーム後の快適具合がぐっとあがります。

ここでは、リフォームの時のおすすめの電気配線の見直しをお伝えします。

長く安全に電気配線を使い続けるためのリフォームのヒントもご紹介!

リフォームの際には電気関係の見直しも一緒に検討してみてください。

この記事の監修者

株式会社 林田電気工業

林田竜一

代表取締役

1級電気工事施工管理技士

行橋市で電気工事会社を経営しています。お客様ひとりひとりに丁寧に対応し、電気でつなぐ明るい未来をスローガンに地域に貢献できるように努めています。

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リフォームの際に電気配線の見直しをすべき理由とは?

リフォームが電気配線の見直しをする絶好のタイミングである理由と必要性にはどんなものがあるのでしょうか?

普段見直しづらい場所の電気配線も見直しができる

今、家の中にいらっしゃる方はぐるりとお部屋を見回してみてください。

いかがですか?

電気配線は目に見える場所に這わされていますか?

電気配線が丸々見える位置に這わされているという方はいらっしゃらないと思います。

普段、電気の通り道である配線は傷つくと危険があるため安全に考慮されて這わされています。

また、見た目的にも室内を配線が這っていることはほぼないでしょう。

電気配線は安全性と見た目の問題から、壁や床に埋め込まれています。

また、天井に隠されていたりもしています。

壁や床、天井もリフォームのため見直される際には、隠されている電気配線も一緒に見る良い機会となります。

古い電気配線を取り替える機会になる

リフォーム工事は多くの場合が経年と共に行われることがほとんどです。

ライフスタイルの変化や、家族構成の変化にともなって行われることが多いです。

電気配線も経年劣化します。

古い配線は断線しやすかったり、劣化によって漏電や火災を引き起こしやすくなっている場合もあります。

また、電気配線や電気制御の技術は年々向上しています。

配線を見直すことで、照明やエアコン、セキュリティシステム、IH調理器具などを効果的に制御することができます。

また、新しい電気配線は省エネ効果も期待できます。

ライフスタイルに合わせた電気配線ができる

電気配線や、分電盤からの電気の供給量を見直すこともリフォームのタイミングでしておきたいですね。

例えば、将来的に火を使うよりも安全なオール電化にしたい・・・

そんな風に考えていらっしゃる場合は、アンペアの見直しが必要となります。

家族構成やライフスタイルが変わる可能性がある場合は特に、柔軟性のある電気設備に対応できる配線に見直しを行ってください。

いざという時、今後の配線の変更が容易に行えるようになります。

部屋ごとに使える電気料の見直しも必要ですね。

分電盤による電気量制御も行うとより安心です。

リフォームのタイミングで検討したい電気工事とは?

リフォームの際には電気配線の見直しが必要です。

いざ「リフォームで電気工事!」と思っても、どのような工事があるかを知っておくと検討しやすいと思います。

では、リフォームのタイミングでできる電気工事はどのようなものがあるのでしょうか?

コンセントの増設・移設

毎日生活している上で不便だな、ここにあったら便利だなと思うことがありませんか?

コンセントの増設や移設工事はリフォームの際に行いたい工事の一つです。

ライフスタイルや家事動線を考えた位置にコンセントの移設を行うこともおすすめです。

また、コンセントが足りない場合には増設工事を行うことも良いですね。

過度に延長コードを使っている部屋や場所にはコンセントを増やすことをおすすめします。

延長コードは便利ですが、使いすぎると火災や感電の危険性が上がるためです。

適切なコンセントを設置することで、安全に適切な量の電力供給を確保することができます。

インターホンの取り付けや交換工事

インターホンを安全のために防犯カメラ付きのものに取り換えたい。

ドアベルだけだったから新しくインターホンを設置したい。

そんな場合にも新しい配線工事が必要になります。

リフォームの際に一緒に検討するとスムーズに進む工事です。

照明器具工事リフォーム

取り付けが簡単なシーリング式から簡易取付式の照明器具まで取り付けられる埋め込みローゼット。

シーリングライトやペンダントライトなどを引っ掛けるように固定する部材の引掛シーリングの設置も配線が必要になります。

また、調光可能な照明器具をつける場合も、種類によっては配線の変更が必要な場合もあります。

ライフスタイルに合わせた灯りを検討して設置しましょう。

その際の電気配線工事も一緒にお願いできるため、リフォームのタイミングで見直すのがベストです。

分電盤の取り替えと見直し

分電盤は、電気の分配を管理しています。

また、電気の使いすぎや漏電のチェックをする役割もになっています。

分電盤は法定耐用年数が15年と定められています。

そのため、リフォームを行うタイミングによっては分電盤の交換も一緒にお願いすることをおすすめします。

法定耐用年数が設けられているということは、古い分電盤は安全性に不安があるということを示しています。

分電盤の使用年数が不明な場合は、電気工事業者に確認してもらい相談しましょう。

現代の生活では電力需要が年々増加しています。

そのため、古い分電盤では対応しきれないこともあります。

新しい電気機器や家電の導入を検討する場合は分電盤も一緒に検討してください。

新しい分電盤に取り替えることで、電力供給を効率的に管理できます。

家庭内の電気配線の過負荷をより安全に回避できるようになります。

電力容量の確認とアンペアの検討

頻繁にブレーカーが落ちるようになった。

将来的にオール電化を検討している。

電気を使用する頻度や量が増えた。

そんな場合にはアンペアの量を増やす工事の検討が必要です。

ただし、マンションの場合は注意が必要です。

マンションは建物全体の電気容量が決まっているため、アンペア増設ができない場合があるためです。

アンペアが足りているのか、増やした方が良いのかも含めて電気工事業者に相談してみてください。

配線計画ってどのタイミングでするの?

配線計画は、おおよその間取りが決定したタイミングで行います。

電気配線図を元に確認します。

具体的な内容を予め工事業者に伝えておくと良いでしょう。

配線計画のポイント

配線計画はいくら練っても「ここにもあればよかった」「やっぱり足りないかも」「ここには必要なかった」ということが起こります。

では、少しでも「ここで正解!」「この数あってよかった」と思えるように配線計画をするためにはどうしたらよいのでしょうか?

まずは図面を眺めてみてください。

そして、家族の家での過ごし方をイメージしてみましょう。

キッチンではトースターとコーヒーメーカーを使って朝食の準備を。

朝の洗面台ではドライヤーやコテ、髭剃りが使われて身支度が行われる。

ゆったりする時には壁掛け式のテレビでゲームが。

部屋ではパソコンでリモートワークを。

家族それぞれの家でのスタイルを想像してください。

そうすることで、自然とコンセントが必要な場所や数が見えてきます。

家の外も考えよう!

家の中だけではなく、家の外でも電化製品を使う場面は多いです。

庭や駐車場でも電化製品を使う可能性も考慮するとより安心です。

また、電気自動車やハイブリッドカーの充電を検討している場合も配線工事の見直しが必要です。

家族の今後の生活を考えて、家の外回りの電気配線も検討しておくことをおすすめします。

まとめ

リフォームの際には電気配線の見直しも一緒に行うのを行うのをオススメして居ます。

特に、

  • 分電盤は古くないか、電気供給のバランスは今のままで良いのか
  • アンペアは足りているか
  • コンセントの位置や数はこのままでいいのか

はよく検討することをおすすめします。

また、電気配線は経年劣化します。

劣化した古い電気配線は漏電の危険が高まり、場合によっては火災や感電を引き起こすため危険です。

リフォームの際には電気配線の現状もしっかりと確認し、電気工事業者に相談することをおすすめします。

せっかくのリフォーム。

家の外観や内観、設備に合わせて、より快適に電気や家電製品を使えるようにしたいですね。

家族の家での過ごし方や、これからの生活様式を考えながら、楽しく計画してみてくださいね。

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