店舗空調工事をやさしく解説|快適な空間づくりのコツ

お店の空気は、スタッフの笑顔やおもてなしから生まれます。
そのやさしい空気を、もっと快適に整えてくれるのが空調設備です。

「暑い」「寒い」と感じたら、どれだけサービスが良くてもお客様は落ち着きません。
逆に、心地よく過ごせる空間なら、「また来たい」と感じてもらえるはず。
スタッフにとっても、快適な環境は集中力や働きやすさを支える大切な要素です。

空調は、そんな空間づくりの力強いサポーター。

でも実際には、「うちの店舗に合う設備って?」「工事って何をするの?」「費用はどれくらいかかるの?」と、気になることがたくさんありますよね。

快適な空間を目指して、一歩踏み出したい方へ。
この記事では、店舗の空調設備についてやさしく丁寧にひもといていきます。

あなたのお店にぴったりの選び方や、ちょっとした工夫で差が出るポイントも見つかるかもしれません。

お客様にもスタッフにも心地いい、そんなお店づくりを空調を通じて一緒に考えていきましょう。

この記事の監修者

株式会社 林田電気工業

林田竜一

代表取締役

1級電気工事施工管理技士

行橋市で電気工事会社を経営しています。お客様ひとりひとりに丁寧に対応し、電気でつなぐ明るい未来をスローガンに地域に貢献できるように努めています。

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空調設備ってなに?店舗に必要な理由と役割をやさしく解説

お店をもっと居心地よくしたい。
お客様に長く過ごしてもらえたら……

スタッフにも気持ちよく働いてもらえたら……
そんな願いを持つ店舗オーナーの方にとって、空調設備はとても頼もしい味方です。

空調は、ただ涼しくしたり暖かくしたりするだけではありません。
湿度や空気の流れ、においや清潔感まで左右する、大切な「空間づくりのパートナー」。
 

空調は、ただ涼しくしたり暖かくしたりするだけではありません。
湿度や空気の流れ、においや清潔感まで整えてくれる、大切な「空間づくりのパートナー」とも言えます。

時代の変化とともに、省エネ性に優れたモデルや、AIが自動で快適さを保ってくれるスマート空調など、選べる選択肢もどんどん広がっています。

設備のことってなんだか難しそうで、どれを選んだらいいか悩みますよね。
名前や仕組みを少しだけ知っておくだけでも、選ぶときの安心感が違ってきます。
お店の広さや用途に合わせて、空調にもぴったりなタイプがあるんです。

お客様にもスタッフにも、もっと心地よく過ごしてほしい。
そんな想いをカタチにするための第一歩として、空調のことを少しだけ知ってみませんか?
あなたのお店づくりをそっと支える、空調設備の力を一緒に見ていきましょう。

空調設備の仕組みと基本パーツを知ろう

空調設備は、お店を快適に保つために欠かせない存在です。

空調の基本的な働きは、冷やす・暖める・空気を送る・入れ替える(換気)の4つです。
それぞれの機能を支えているのが、以下のような基本パーツです。

パーツ名役割
室内機店内に冷風や温風を送り出す装置
室外機外気と熱を交換し、室内の温度調整を行う
配管・ダクト空気や冷媒(冷やすためのガス)を運ぶ管
制御装置温度や風量などを調整するリモコンやセンサー

たとえば、室内機は天井に埋め込むタイプや壁に取り付けるタイプなど、お店の内装やスペースに合わせて選べます。
 

室外機は建物の外に設置され、室内機とつながって温度調整を助けています。

配管・ダクトは、空気や冷媒(れいばい)と呼ばれる冷却用のガスを運ぶ道です。
これらがスムーズにつながっていることで、空調の効きにムラが出にくくなります。
また、制御装置は昔ながらのリモコンだけでなく、スマートフォンで操作できる機種も増えています。

最近では、加湿・除湿・空気清浄などの機能を備えたモデルも多く、省エネ性に優れたコンプレッサー(空気を圧縮する装置)を搭載した製品も増えています。
仕組みを少し知っておくだけでも、空調の選び方や相談時の安心感がぐっと高まりますよ。

店舗用と家庭用ではここが違う!業務用空調の特徴

「空調って、家庭用と業務用で何がそんなに違うの?」
そう思う方は多いかもしれません。
見た目が似ているものもありますが、実は中身も使い方もまったく異なります。

家庭用エアコンは、狭い部屋での使用を前提に作られています。
一方、業務用空調は広い空間や人の出入りが多い場所でも安定して使えるよう設計されています。
冷暖房の効きが強く、長時間の連続運転にも耐えられるように作られているのが特徴です。

以下に、家庭用と業務用の主な違いをまとめました。

比較項目家庭用エアコン業務用空調設備
対応面積小規模(6〜20畳程度)中〜大規模(30〜100㎡以上)
耐久性短時間の使用向け長時間連続運転に対応
冷暖房能力低〜中(能力:2〜3馬力程度)高(能力:3馬力以上で調整可能)
設置方法壁掛け型が主流天井カセット型、床置き型、マルチ型など多様
特徴手軽で価格が安い効率的で省エネ・デザイン性にも優れる

例えば、マルチエアコン(業務用)は1台の室外機で複数の室内機を動かせるため、ゾーニング(エリア分け)が必要な店舗に便利です。
また、天井カセット型は見た目がすっきりしていて、店内の雰囲気を損ねません。

最近では、冷媒漏れを自動で検知したり、フィルター清掃の時期を知らせてくれる機能も登場しています。
業務用空調は導入時のコストはやや高めですが、長期的に見れば快適さやメンテナンス性の面で大きなメリットがあります。
店舗の規模や目的に合った空調を選ぶことで、毎日の営業がもっと快適でスムーズするきっかけとなります。

空調は温度調整だけじゃない!空気の質も大切な理由

空調設備というと、温度を調整するものというイメージが強いかもしれません。
けれど実際には、においや湿度、空気の清潔さなど、空間全体の“空気の質”にも深く関わっています。

たとえば、湿度が高すぎればムッとした空気に。
低すぎれば乾燥してのどがイガイガすることもあります。

においがこもっていたり、換気が十分でなかったりすると、お客様に与える印象にも影響が出てしまいます。

最近では、室内空気の質を示す「IAQ(Indoor Air Quality)」という考え方が広まり、空調機器にもさまざまな機能が搭載されるようになっています。
空気をきれいに保ち、快適さをサポートしてくれる機能の一部を下にまとめました。

機能・部品名主な働き
換気機能付きエアコン外気を取り入れて、店内の空気と入れ替える
空気清浄フィルター花粉・PM2.5・ホコリなどを除去する
湿度調整機能加湿・除湿によって快適な湿度を保つ
AIセンサー制御空気の状態を感知して自動で調整する

たとえば、空気清浄フィルターを使えば、目に見えないホコリやアレルゲンを軽減できます。
換気機能があると、外から新鮮な空気を取り入れながら、においがこもるのを防ぐこともできます。
また、AI制御タイプの空調なら、センサーが空気の状態を読み取り、最適な環境を自動で保ってくれます。
空気の“質”に少し目を向けてみるだけで、お店の印象はやわらかく整っていきます。
そんな快適さの土台として、空調設備を見直すのもよいタイミングかもしれません。

分電盤は、建物の中で電気を安全に管理し、必要な場所に分けて届けるための装置です。
普段はあまり意識しないかもしれませんが、不具合や設計ミスがあるとさまざまなトラブルにつながります。

店舗の空調工事ってどう進む?基本の流れと設備の種類

「もっと居心地のいい空間にしたい」
「お客様に長く過ごしてもらえるお店にしたい」
「スタッフにも、気持ちよく働いてもらいたい」
そんな願いをかたちにする方法のひとつが、空調工事です。

空調工事とは、お店の空気を快適に整えるための工事のこと。
「どんな流れで進むの?」「うちの店舗にはどんな設備が合うんだろう?」と疑問に思う方も少なくありません。

ここでは、空調工事の基本的なステップと、よく使われる空調設備の種類や特徴をやさしく整理していきます。
現地調査から始まり、プランづくりや機器選び、施工、試運転といった流れを知っておくだけでも、工事のイメージがぐっと持ちやすくなります。

天井に埋め込むタイプ、壁に設置するタイプ、床に置くタイプなど、空調機器にもいろいろな種類があります。
見た目のすっきり感、導入のしやすさ、風の届き方、そしてコスト。
選ぶポイントはさまざまですが、「自分のお店にちょうどいい」がきっと見つかるはずです。

あなたのお店にぴったりの空調を見つけていくヒントを、一緒に見つけていきましょう。

空調工事の進め方をステップごとにチェック

空調工事は、お店の空気を整える大切な工事の一つ。

工事内容によってはお店の営業に影響が出てしまうかもと思っている方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは一般的な進め方を5つのステップに分けてご紹介します。

空調工事を検討する際の参考にして頂けたら嬉しいです。

ステップ内容
現地調査店舗の広さ・天井高・電源・換気の状況を確認
プラン設計店舗の用途やレイアウトに応じて、機器の種類や配置を決定
見積もり・契約費用・工事内容の説明を受け、納得の上で契約
工事実施機器の設置・配管・電気工事を行い、試運転で動作確認を実施
引き渡し正常に動くことを確認後、使い方やお手入れ方法の説明を受ける

まず最初は「現地調査」です。
現地調査では、店舗の広さや天井の高さ、電源の位置、換気の状況などを専門業者が確認します。
現地調査によって、どんな機器を、どこに、どのように設置できるかが見えてきます。

次に行うのが「プラン設計」です。
店舗の業態や内装デザイン、利用シーンに応じて、空調機器の種類や設置場所を検討します。
たとえば、天井をすっきり見せたいなら「天井カセット型」、コスト重視なら「壁掛け型」といった選択がされます。

プランが決まると、「見積もりと契約」に進みます。
設置機器の費用、工事内容、工期などの説明を受け、納得できたら契約を交わします。

続いて「工事実施」です。
空調機器の取り付けだけでなく、配管や電気の工事も含まれます。
工事の段階で「試運転」も行い、正常に動作しているかどうかを確認します。
試運転とは、実際に機器を稼働させて、冷暖房が適切に行われるか確認する作業です。

最後は「引き渡し」です。
引き渡しで、操作方法や日常のメンテナンス方法について業者から説明を受けます。
わからない点はこのときにしっかり聞いておくと安心です。

工事の規模にもよりますが、施工期間は1〜3日が一般的です。
営業を止めずに対応してくれる業者も多いです。

まずは相談して、希望を伝えて一緒に計画していくことをおすすめします。

店舗で使われる主な空調機器とその特徴

「どんな空調が自分のお店に合うんだろう?」
そんな風に悩んだことはありませんか?

空調設備と一口にいっても、種類によって見た目や風の広がり方、設置のしやすさが大きく異なります。


たとえば、天井にすっきり収まるタイプもあれば、設置しやすくコストを抑えられるタイプもあります。
お店の広さや雰囲気、使いたい場所によって、ぴったりの選択肢は変わってきます。

ここでは、店舗でよく使われる空調機器の特徴をわかりやすくご紹介。
どんな店舗に向いているのか、見た目やコストの違いはどうなのか
あなたのお店にぴったりの空調を見つけるヒントにしていただけますように

天井カセット型:すっきり見せたい店舗におすすめ

「内装はすっきり見せたい。でも空調の性能も妥協したくない」。
そんな店舗オーナーに人気なのが、天井カセット型エアコンです。
天井に埋め込むタイプなので、壁や床をふさがず、空間を広く美しく見せることができます。

項目内容
設置場所天井(埋め込み型)
メリット見た目すっきり。風を均等に送れる。デザイン性に優れる
デメリット工事費がやや高め。天井裏のスペースやメンテナンスに注意
適した店舗美容室、カフェ、セレクトショップなど、内装にこだわる業態向け

たとえば、美容室のようにドライヤーやアイロンを使うお店では、熱がこもってしまうことがあります。
天井カセット型の空調なら、風を店内全体にバランスよく送れるので、「一部だけ暑い・寒い」といったムラが起きにくくなります。お客様にもスタッフにも、快適な空気を届けられるのが魅力です。

また、空調が天井にすっきりと収まることで、店内の見た目がスッキリします。
清潔感のある印象や、おしゃれな空間づくりにもつながりやすく、第一印象を大切にしたい店舗にもぴったりです。

設置には天井の裏側にスペースが必要で、場合によっては一部天井工事が必要なこともありますが、内装デザインとの相性が良く、見た目・快適さ・効率のバランスがとれた空調として人気です。

「空調の存在感を目立たせたくない」「すっきりした空間を大切にしたい」
そんな方には、天井カセット型の空調がおすすめです。店舗全体の印象を、よりスタイリッシュに整えてくれます。

壁掛け型:コスト重視でスピード導入したいなら

壁掛け型の空調機は、低コストかつ短時間で導入したいお店におすすめです。
壁に直接取り付けられるため、大がかりな工事が不要。
既存の家庭用エアコンからの入れ替えもスムーズです。

設置のしやすさや導入の早さから、小売店・個室サロン・学習塾などの小規模店舗でよく選ばれています。
特に「開業まで時間がない」「費用は抑えたい」という方にとって、有力な選択肢といえます。

項目内容
費用比較的安価。初期コストを抑えたい方に◎
工事時間3時間程度で完了するケースもあり、営業中でも対応可
向いている業態小規模店舗、個室空間が中心の業態に最適
メンテナンス手が届きやすく、お手入れ・清掃がしやすい
注意点広い空間では風が届きにくく、冷暖房ムラが出やすい

たとえば、3席ほどの美容サロンや個室ブースが並ぶ雑貨店など、限られたスペースでもしっかり空調を効かせたいお店では、壁掛け型のエアコンがよく選ばれています。

コンパクトで取り付けも早く、導入しやすいのが特徴です。

一方で、広いワンフロアや仕切りの少ない空間では、風が届く範囲が限られ、どうしても「効きムラ」が出てしまうこともあります。
 

その場合は、補助の送風機を使ったり、複数台を設置することでバランスを取る工夫がされています。

「できるだけ早く設置したい」「まずは無理なく始めたい」
そんな時には、この壁掛け型から検討してみるのもひとつの方法です

床置き・埋め込み型:広めの店舗におすすめ!

床置き型・埋め込み型の空調は、広い店内や特殊なレイアウトの店舗に向いています。
天井や壁に設置できない、あるいはあえて使いたくないケースでも、しっかり対応できる選択肢です。

このタイプは、床面から空気を送ることで、店内全体をムラなく冷暖房できるのが特長です。
吹き抜けのある空間や、動線がしっかり分かれているフロアなどでも、エリアごとに柔軟に温度を管理できます。

項目内容
適した空間広い店内・天井や壁の制約がある場所
メリット空気の届きにくい下方向から送風。ゾーン制御にも強い
設置場所壁沿いや什器の下部、間仕切りスペースにも設置可
デメリット掃除や動線への配慮が必要(通行の妨げにならないように)

たとえば、インテリアショップや家具店のように、広い展示スペースがあり、壁や天井をすっきり見せたいお店では、床置き型や埋め込み型の空調がぴったりです。
什器(商品を置く棚)やカウンターの裏側、足元などに設置することで、空調の存在感を抑えながら、しっかり風を届けることができます。

ただ、床に置くタイプは掃除のしやすさや、人が通るスペースとのバランスも大切になります。
通路をふさがないようにしたり、動線の邪魔にならないように、設置場所は事前にしっかり考えておきましょう。

「壁や天井が使えない」「広い空間で効率よく空気を回したい」
そんなとき、このタイプの空調が頼れる選択肢になります。設置の工夫次第で、限られた空間も快適に活かすことができます。

空調の効きに差が出る!配管と設置場所の工夫とは

「せっかく空調を入れたのに、なんだか効きが悪い」
そんな悩みを抱える店舗は少なくありません。
空調機器の性能だけではなく、設置場所や配管の取り回しにも関係していることがあります。

たとえば、室外機と室内機の距離が長すぎると、冷暖房の効率が落ちてしまいます。
また、室外機が直射日光を浴びたり、風通しの悪い場所に置かれていたりすると、熱の放出がうまくいかず、思ったような効果が出にくくなります。
室内機も同様で、風がまっすぐ流れない場所や、棚や柱に囲まれていると、空気が偏ってしまい「冷えない」「暖まらない」などのムラが生まれます。

以下に、空調効率を左右する主なチェックポイントをまとめました。

項目ポイント例
配管の長さ室内機と室外機はなるべく近くに設置する
室外機の場所日陰で風通しの良い場所を選ぶ。排気がこもらないよう注意
室内機の位置風が通る方向に設置。障害物のない空間が理想

たとえば、テナントビルの中では「外壁側に室外機を置けない」というケースもあります。
その場合でも、事前に業者と相談して配管ルートを工夫すれば、効率を保つことは可能です。
また、風向きの調整やサーキュレーターとの併用で、快適性を補うこともできます。

空調は「設置して終わり」ではありません。
店舗の形や使い方に合わせて、空気の流れをデザインすることが、心地よい空間づくりにつながります。
ちょっとした工夫が、長く快適に使える空調につながる第一歩です。

配線作業は「電気工事士」の資格が必要です。

これは電気工事士法第3条第1項及び第2項に規定されています。

違反した場合、3ヶ月以下の懲役または3万円以下の罰金が課せられます。

一般家庭には100〜200Vの電流が流れています。

電流は取り扱いによっては感電や火事などの命に関わる危険性があります。

知識がないまま配線に触れるのは大変危険です。

そのため法律で専門の資格を持った電気工事士が行うことが定められています。

参考情報|経済産業省 電気工事士法(昭和35年8月1日法律第139号)の逐条解説 (令和5年11月版)

https://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/law/files/koujisichikujyou.pdf

参考情報|電気工事士法(昭和三十五年法律第百三十九号)第14条  

https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000139

空調工事の費用はいくら?相場と内訳をわかりやすく紹介

「空調工事って高そう……」
そう感じてなかなか踏み出せない方も多いかもしれません。
でも、実は費用の考え方にはいくつかのポイントがあります。


店舗の広さによって目安となる金額があること。
内訳を分解してみると、機器代・工事費・撤去や運搬といった項目があること。
補助金や業者選びの工夫でコストを抑えることもできるという点です。

たとえば15坪の店舗であれば、空調工事の目安はおよそ90〜150万円。
30坪、50坪と広さに応じて金額も変わりますが、選ぶ機種や設置条件によっても前後します。
実際の内訳を見てみると、エアコン本体の価格だけでなく、配管・電気工事、古い機器の撤去や室外機の運搬費なども含まれています。
「こういうことにお金がかかるのか」とわかると、納得感も違ってきます。

費用は決して小さくありません。

しかし知っておくことで、適切な機器選びと補助制度の活用で、無理のない導入が可能になります。

業者に相談する際にも安心ではないでしょうか。

お店にとって必要な投資だからこそ、根拠ある判断で、気持ちよく前に進めていきたいですね。

広さ別の工事費用目安(15坪・30坪・50坪

空調工事の検討を始めるとき、気になるのが「うちのお店だといくらかかるのか?」という費用の目安です。
ここでは、店舗の広さごとの概算費用を参考としてご紹介します。
あくまで目安ですが、検討の第一歩として参考にしてみてください。

店舗の広さ工事費用の目安
15坪約90万~150万円
30坪約180万~300万円
50坪約300万~500万円

たとえば15坪ほどのカフェや小型美容室では、天井カセット型エアコン1〜2台の設置が一般的です。
この場合、エアコン本体の費用に加えて、配管・電源・設置工事などを含めて100万円前後が目安になります。

30坪規模の店舗では、出入りの多さやレイアウトに応じて2〜3台の設置が必要になることもあります。
また50坪を超える店舗では、空調能力(馬力)や設置台数も増え、同時に費用も高くなる傾向があります。

選ぶ機器のグレード、設置場所の条件、室外機の台数によっても費用は前後します。

業者によっても異なってきます。

まずは広さごとの相場感を知ることで、業者との打ち合わせや機器選びもスムーズになります。

空調工事の費用内訳を知ろう

空調工事の費用は、本体価格だけではありません。
設置や配線、古い機器の撤去・運搬など、いくつかの項目に分かれています。

たとえば、エアコンの本体が100万円だったとしても、配管や電気工事でさらに10〜20万円程度かかってくることが多いです。

室外機の設置場所によっては、クレーン作業が必要になり、その分の費用もかかります。
古いエアコンの取り外しや廃棄、機器の運搬費なども見積もりに含まれることも念頭におく必要があります。

見積書の中身がわかれば、「なぜこの金額になるのか」が見えてきます。
内訳を知っておくだけで、比較検討や予算調整もしやすくなります。
 

安心して空調工事を進めるためにも、どんな費用が含まれているか事前に確認しておきましょう。

空調機器の価格帯と選び方のポイント

空調機器を選ぶときは、どんな機能が必要かを考えることがポイントです。

同じ広さの店舗でも、機器の性能や特徴によって選べる幅は広がっています。

機器の種類価格帯の目安(1台)主な特徴
ベーシックモデル約20〜40万円冷暖房機能のみ。小規模店舗向き
スタンダード約40〜70万円除湿・風量調整機能あり
ハイグレード約70万円〜100万円以上省エネ・空気清浄・スマート制御対応

たとえば、美容室やカフェなどお客様の滞在時間が長い業態では、快適性の高さが重要になります。
空気清浄や静音機能のあるハイグレード機器を選ぶことで、居心地のよい空間をつくることができます。

一方、バックヤードや作業スペースなどでは、ベーシックなモデルでも十分に対応可能です。
用途や設置場所に応じて使い分けることで、初期費用を抑えつつ効率よく導入できます。

高性能な機器は電気代の節約やメンテナンスのしやすさといった点でもメリットがあります。
価格だけでなく、店舗の広さ・使い方・目指す空間づくりに合わせて、最適な機器を選ぶのがポイントです。

購入前には複数の機種を比較して、必要な機能が備わっているかをチェックしてみてください。
長く使う設備だからこそ、自分のお店に合った1台を選びたいですね。

設置・電気工事・配管などの費用ポイント

空調工事では、本体価格以外にも設置や工事に関する費用がかかります。
事前にどんな内容が含まれるのかを知っておくことで、見積もりをとった時にも安心です。


特に注意したいのが、設置場所の条件によって発生する「追加工事」です。

以下のように、工事項目ごとの費用ポイントを見てみましょう。

項目内容
設置工事費室内機・室外機の取り付け作業
配管工事費冷媒管やドレン配管の設置
電気工事費電源の新設や容量アップ対応など

たとえば、建物内の配管ルートが長かったり、曲がりが多かったりすると、材料や手間が増えて費用も上がります。
また、電気容量が足りない場合は、分電盤の増設や電源の引き直しが必要になることもあります。
こうした追加作業は、建物の構造や既存設備の状態によって変わるため、現地調査がとても重要です。

工事の内容を事前に把握しておけば、「なぜこの費用がかかるのか」が明確になります。
結果として、納得感のある工事計画につながります。


無理のない予算設定をするためにも、設置条件や必要な工事の確認は、ぜひ早い段階で行いましょう。

撤去や運搬など意外にかかる追加費用


空調工事では、機器の設置費だけでなく、撤去や運搬にかかる費用も見積もりに含まれます。
これらは「追加費用」として扱われることが多く、事前に確認しておくことが大切です。
特にリニューアル工事の場合は、古い機器の取り外しが必要になります。

以下は、よく発生する追加費用の項目です。

項目内容
撤去費用既存のエアコンや配管を取り外す作業費用
運搬費用新旧機器の移動、搬出入にかかる費用
処分費用古い機器や部材の廃棄処理費用

たとえば、屋上に設置された大型の室外機を撤去する場合、クレーン車の手配が必要になることもあります。
搬入経路が狭い建物では、室内機や資材を人力で運ぶ分の人件費が上乗せされるケースもあります。
また、処分する機器に含まれる冷媒ガス(れいばい:空気を冷やすためのガス)は、法令に沿って処理しなければならず、専門業者に依頼することが一般的です。

こうした費用は、設備の設置場所や建物の構造によって大きく変わります。
「最初の見積もりに入っていなかった」ということを避けるためにも、見積もりを依頼する際は、撤去や運搬についてもしっかり確認しておきましょう。
全体の費用感をつかむうえでも、重要なチェックポイントになります。

補助金や工夫でコストを抑える方法

空調工事の費用を少しでも抑えたいとき、補助金やちょっとした工夫が役立つことがあります。

ただし「とにかく安く」だけで進めると、後々後悔につながる場合も。

安心して長く使える設備かどうかも、同じくらい大切な視点です。

方法概要
補助金の活用条件を満たせば、初期費用を軽減できる
相見積もりの取得複数社から提案を受け、比較検討する
既存設備の有効活用配管や電源などが流用できる場合がある

たとえば補助金制度。高効率な空調設備を導入する際、国や自治体が初期費用の一部を支援してくれる制度があります。
申請には条件があり、提出書類や申請期間も決まっていますが、適用できれば費用負担を抑える大きな助けになります。
福岡県でも中小企業向けの補助金制度も設けられています。

年度や自治体によって変わってくるので導入する際には業者に相談してみても良いですね。

▶︎参考|令和6年度福岡県中小企業等省エネ設備導入支援補助金

また、業者選びの際は「相見積もり(あいみつもり)」がとても大切です。
価格だけでなく、説明のわかりやすさ、対応の丁寧さ、将来的なメンテナンスへの考え方など、比較するポイントは多くあります。
2〜3社に声をかけ、納得できるまで話を聞いてみると、選択肢の幅も広がります。

既存設備が使えるかどうかも、見積もりの際に確認すべきポイントです。


ただし、古い配管や電源まわりをそのまま使うと、新しい機器との相性や劣化リスクが生じることもあります。
無理に流用するよりも、将来的な故障や再工事のリスクを考えて判断することが、結果的にコスト削減につながるケースもあります。

店舗タイプ別!空調設備のアイディアと設置のヒント

店舗の空調選びは、「どんな機器が高性能か」だけでなく、「お店のスタイルに合っているか」が大切な視点です。
空調が与える印象や快適さは、来店したお客様の感じ方にも大きく影響します。
業種や空間の使い方に合わせて、ぴったりの空調を選んでいきましょう。

たとえば飲食店では、厨房と客席で温度差が出やすいため、空気の流れを分けたレイアウト設計がカギになります。
においや煙をしっかり排出する換気の工夫も欠かせません。
美容室やサロンでは、静音性や見た目への配慮が求められます。
デザインに溶け込む天井埋め込み型や、リラックス空間に合う静かな機種が好まれています。
一方、小売店では、通路や出入口など、人の流れに沿った風の流れが快適性を左右します。
商品に合わせたエリアごとの温度調整も、居心地のよさと省エネを両立させるポイントになります。「空調=機械選び」ではなく、「空間づくりの一部」として考えてみると、設備選びの視点がぐっと広がります。

業種に合った空調計画は、長く愛されるお店づくりにもつながります。

飲食店に合った空調レイアウトと換気の工夫

飲食店の空調は、厨房の熱やにおい、出入りの多さなど、ほかの店舗にはない工夫が必要になります。
お客様にとって居心地のよい空間をつくるには、空気の流れや換気の仕組みをしっかり考えておくことが大切です。
ここでは、飲食店向けの空調づくりのポイントをわかりやすく整理しています。

対応ポイント内容のまとめ
厨房と客席の空調を分ける熱がこもる場所と、快適に過ごしたい空間の環境をそれぞれ整える
におい・煙の排出換気扇や専用の設備でしっかり外に出す
風の流れを考える店内のどの席でも空気がよく行き渡るように工夫
出入口対策外の空気が入りにくいように風の壁(エアカーテン)を使う
自動換気人が多くなったら自動で換気が強まる機能を使うと便利

たとえば、厨房のすぐ近くにお客様の席があると、熱気やにおいが流れてしまいがちです。
それぞれのエリアに合った空調を使うことで、店内の快適さがぐっと上がります。
焼肉店などでは、調理時の煙をその場で吸い取る設備を使うことで、におい残りも少なくなります。

客席では、すべての席に同じように空気が届くように風の出口の位置を工夫します。
出入口から外の空気が入り込むのを防ぐには、風で仕切る設備(エアカーテン)を使う方法もあります。
た、人の数や空気の状態に応じて、自動で換気の強さを調整できる機器もあります。
お店の環境に合わせて、こうした空調の工夫を取り入れていくと、お客様にもスタッフにも過ごしやすいお店になります。

美容室やサロンでの見た目・静音性のこだわりポイント

美容室やサロンでは、空調の機能性だけでなく、見た目や静かさも大切なポイントになります。
来店したお客様がリラックスして過ごせるよう、空間づくりの一環として空調にもこだわりたいところです。
ここでは、美容系店舗で人気の空調設備と、その選び方のポイントを紹介します。

注目ポイント内容
デザイン性天井にすっきり収まる薄型モデルが人気。空間の印象を損なわない。
静音性会話や施術に影響しない静かな運転音が理想。
調整機能温度や湿度を細かくコントロールできると施術にも好影響。
付加機能空気清浄や香りの演出で、空間の質を高める工夫も。

たとえば、天井に埋め込むタイプのエアコンは、空調機器の存在感を抑えたい店舗でよく使われています。
天井面がすっきりすると、照明や内装と合わせた空間演出がしやすくなります。
また、静音設計の機種を選ぶことで、会話中やリラックス中の不快感を減らすことができます。

さらに、髪や肌に関わる施術では、適切な温度や湿度の管理が必要になります。
加湿機能があると、乾燥しやすい冬場でも快適さが保たれます。
最近では、空気清浄やアロマ機能を備えたモデルも登場しており、店舗の雰囲気づくりにも役立ちます。
こうした要素をバランスよく取り入れることで、お客様にとってもスタッフにとっても心地よい空間が実現できます。

小売店で快適な空調をつくる動線とゾーニング設計

小売店では、お客様が店内を快適に移動できる空気の流れを整えることが大切です。
「なんとなく暑い」「冷気が当たって寒い」といった印象は、滞在時間や購買意欲に影響を与えることもあります。
空調の配置を工夫することで、買い物しやすく、商品にもやさしい環境づくりができます。

ポイント内容
動線対応よく通るエリアを中心に空気の流れを設計する。
エリア分け商品の種類に応じて、場所ごとに温度を調整。
出入口対策エアカーテンで外気の侵入を防ぐ。
空気循環床から吹き出し、天井で吸い込む仕組みが効果的。

たとえば、レジ前や陳列棚の間など、人の集まりやすい場所には空調の風がやさしく届くように調整します。https://www.canva.com/
冷気や暖気が直接当たらないように風向きを考えることも重要です。
また、出入口近くではエアカーテンを使って、外の暑さや寒さが店内に入り込むのを防ぎます。

食品や衣料品など、商品ごとに適した温度がある場合には、エリアごとの設定も有効です。
通路には床からやさしく風を送るタイプ、商品のある上部には静かな吸い込み口を設けるなど、空気の通り道を整える工夫もおすすめです。
店舗の形やレイアウトに合わせて調整することで、お客様にもスタッフにも快適な空間がつくれます。

失敗しない業者選びと空調工事前のチェックポイント

空調工事は、一度設置すれば長く付き合うもの。

「安心して任せられる業者」に依頼したいものです。

たとえば、同じ業種の施工実績があるかどうか。
資格の有無や、施工後のフォロー体制まで確認しておくと、選ぶときの安心感が違ってきます。
また、見積もりを依頼するときには、予算だけでなく、「どんなふうに使いたいか」「お店の雰囲気に合うか」など、希望をしっかり伝えることも大切です。
できれば複数の業者に相談し、それぞれの対応や提案を比較してみると、自分に合うパートナーが見えてきます。

さらに、よくある失敗の多くは、事前の確認不足が原因です。
「冷暖房の効きが思ったより弱い」「デザインと合っていない」などの声も、施工前の打ち合わせで防げることがほとんど。
故障に備えて、メンテナンスや保証の内容を確認しておくことも、あとあと大きな安心につながります。

業者選びは価格だけでは判断できません。
相性のいいパートナーと出会い、納得した上で工事を進めることが、快適な空調づくりの第一歩です。

ここでは店舗の空調工事業者の選び方のポイントをお伝えします。

信頼できる空調業者を見極めるチェックリスト

空調工事を任せるなら、信頼できる業者にお願いしたい。
そう思っていても、実際に何を基準に選べばいいか迷ってしまうことは少なくありません。
ここでは、安心して任せられる業者かどうかを見極めるためのチェックポイントを整理しました。

チェック項目見るべきポイント
実績同業種での施工経験があるか
資格電気工事士など必要な資格を保有しているか
アフターサポートメンテナンス体制や緊急対応の有無

空調機器の取り付けには、電源の接続など電気工事が必要になるケースがほとんどです。
この作業は、電気工事士法という法律で、国家資格を持つ「電気工事士」が行うことが義務づけられています。
資格のない業者が作業をした場合、違法となるだけでなく、火災や感電といったリスクにもつながります。

第一種電気工事士は大規模施設にも対応でき、第二種は小規模な店舗や住宅を対象にしています。
お店の規模に合わせて、適切な資格を持つ人が対応しているか確認しましょう。

さらに、工事後のメンテナンスや緊急時の対応体制も事前に確認することが大切です。
長く使う設備だからこそ、導入後も安心できるサポート体制があると、より安心感が持てます。
見積もりの内容だけでなく、こうした見えない部分も含めて、しっかり確認するようにしましょう。

見積もりを依頼するときに伝えるべきこと

空調工事の見積もりを依頼するとき、「何をどう伝えればいいか」で迷ってしまう方も多いかもしれません。
伝える内容によって、提案の内容や工事後の満足度は大きく変わってきます。
ここでは、見積もり時に伝えておきたいポイントをまとめました。

伝えるべき情報内容の例
現場の状況天井の高さ、電源の位置、既存設備の有無
使用用途飲食・美容など、業態や営業時間
優先する点省エネ重視、見た目重視、音の静かさなど
スケジュール希望する工事時期や作業できる時間帯
予算感あらかじめの上限や目安があれば伝える

たとえば、天井が高い場合や配線が複雑な構造だと、追加の工事が必要になることがあります。
事前に現場の写真を送ったり、営業時間や休業日を共有しておくと、現地調査やスケジュール調整もスムーズです。

また、「デザインを重視したい」「省エネ性能を重視したい」など、希望の優先順位を伝えることで、より的確な機種や工事方法の提案につながります。

見積もりは1社に絞らず、複数社に相談するのがおすすめです。
金額だけでなく、説明のわかりやすさや対応の丁寧さ、保証の内容なども比較してみましょう。

よくある失敗を防ぐための事前確認のポイント

空調工事を進める中で「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースは、実は事前の確認不足が原因であることが多いです。
ここでは、工事前にチェックしておきたいポイントをまとめました。

確認ポイント内容の例
空調の能力店舗の広さ、天井の高さ、業態に合っているか
デザインと配置内装の雰囲気や使い勝手に配慮されているか
保守・対応体制故障時の対応、定期点検や保証の有無

たとえば、広めの店内に家庭用エアコンを使ってしまうと、思ったほど冷暖房が効かないことがあります。
空調の性能は、店舗の大きさだけでなく、天井の高さや厨房設備の有無など、さまざまな要素で決まります。
使い方や混雑状況まで含めて、事前に相談しておくことが大切です。

また、空調機器の見た目や設置場所によって、空間の印象が左右されることもあります。
たとえば、内装にこだわったサロンに無骨な業務用機器が目立ってしまうと、せっかくの雰囲気が台無しになってしまうことも。
設計段階でしっかり打ち合わせをして、見た目や導線も確認しておきましょう。

さらに、導入後の安心も忘れてはいけません。
空調は長く使うものなので、点検やトラブル対応の体制が整っているかも確認しましょう。
365日対応のサポートや、部品の長期保証などがあると、営業中のトラブルにもすぐ対応してもらえます。

工事の成功は、準備の段階から始まっています。
ポイントを押さえて、安心して任せられる業者と空調工事を進めていけることを祈っています。

まとめ|空調工事で快適な店舗をつくるためのポイント整理

店舗にとって空調は、お客様やスタッフが過ごす環境を整える大切な設備です。
「よくわからないまま業者に任せるのが不安」

「本当にこの設備で良いのだろうか」

そんな風に悩まれる方も多いかもしれません。
空調の仕組みや設備の種類、店舗のタイプに合った考え方、費用の目安や工事の流れ。
それらを一つずつ知ることで、選ぶべきポイントが自然と見えてきます。
また、業者選びや見積もりの確認など、見落としがちな部分に気を配ることも、後悔のない導入につながります。

空調設備は、導入して終わりではありません。
日々の営業を支え、長く快適に使い続けるための大切なパートナーです。
今回の記事が、その選び方や準備のヒントになれば嬉しく思います。

これから空調工事を検討される方にとって、「まず何をすればいいか」の道しるべとして、安心と納得につながる一歩となりますように。

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