電気設備のメンテナンス、行なっていますか?
電気設備のメンテナンスは頭の片隅にあっても、日常業務に追われるとついつい後回しになってしまいがち。
そんなお話をよく聞きます。
電気設備の点検や整備を計画的に行うことは電気設備の整備のためだけではありません。
トラブルを未然に防修理や復旧にかかる無駄な費用を削減するためにも、定期的なメンテナンスは重要です。
さらに電気設備の種類によっては法律で点検が義務化されているケースもあります。
この記事では福岡で50年以上、地元に根付いた電気工事を提供してきた視点を絡めた電気設備工事メンテナンスの重要性やメリットを紹介します。
安心安全に電気を使い、企業の経済性を高めるヒントにしてみてください。
株式会社 林田電気工業
林田竜一
代表取締役
行橋市で電気工事会社を経営しています。お客様ひとりひとりに丁寧に対応し、電気でつなぐ明るい未来をスローガンに地域に貢献できるように努めています。
半世紀の歴史!
福岡県行橋市の電気会社
林田電気工業
電気に関するお悩みは
お気軽にご相談ください
専任のスタッフがお客様のご不明な点にお答えいたします。お困りでしたらお電話またはお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
ついつい後回しにしてしまいがちな電気設備のメンテナンス。
企業や施設において電気設備メンテナンスは、日々の業務の円滑な運営に欠かすことができない重要な作業の一つです。
電気設備のメンテナンスは設備の長寿命化や業務の効率化を図るだけはありません。
定期的で的確なメンテナンスは、突然のトラブルや事故を未然に防ぐ役割を大きく担っています。
安全で安定した電力供給を確保するために電気設備の定期的なメンテナンスは後回しにせずに行う必要があるのです。
また、電気設備のメンテナンスは法律によって義務つけられています。
ここでは、「電気設備」とメンテナンスについて詳しく解説します。
電気設備とは
「電気設備」とは、建物や施設の中で電気を運び、変換し、利用するための装置や仕組みの総称です。
私たちの生活を支える電気は、家庭用の電化製品からオフィスの照明、工場の生産機械に至るまで幅広く使われています。
その電気を安全かつ効率的に活用できるよう、電気設備が整備されています。
装置名 | 役割 | 詳細 |
---|---|---|
受電設備 | 電気を受け取る | 電力会社からの電気を施設内に取り込むための装置 |
分電盤 | 電気を分配する | 各エリアに電気を適切に配分し、必要な場所へ届ける装置 |
配線 | 電気を運ぶ | 各設備やコンセントに電気を届けるためのケーブルや電線 |
保安装置 | 事故を防ぐ | 漏電や過電流が発生した際にトラブルを防止するための装置 |
これらの電気設備が適切に機能することで、施設全体の安定した電力供給を保つことができます。
こうした設備は、長期にわたり安全で効率的に使用するためにも、定期的なメンテナンスが欠かせません。
電気設備メンテナンスの目的
電気設備メンテナンスは企業や施設などで日常的に使用される電気設備が問題なく動くよう、定期的に点検や修理を行うことです。
電気設備のメンテナンスは電気の供給や設備の安全を確保し、突然のトラブルを予防するための重要な役割があります。
電気設備は長期間使用されることで劣化や摩耗が進みます。
適切なメンテナンスをすることで、それらの問題を早めに発見し、大きな故障や事故になる前に対応することができます。
メンテナンスには、大きく分けて次の3つの目的があります。
1. 安全性の確保
電気設備にトラブルが発生すると、停電や火災などの事故につながるリスクがあります。
安全性を保つためには、配線や分電盤(電気を各エリアに分ける装置)などの定期的な点検が欠かせません。
例えば、ケーブルが摩耗していたり、分電盤の部品が古くなっていたりすると、それが原因で思わぬトラブルが起きることがあります。
電気設備のメンテナンスはこうしたリスクを減らし、安全な環境を維持することを目的に行われます。
2. コストの削減
計画的にメンテナンスを行うことで設備が突然故障して緊急の修理が必要になる場面を減らすことが期待できます。
電気設備の緊急修理は通常の点検や整備よりも費用がかかることが多い傾向にあります。
定期的にメンテナンスをすることで、コストを抑えられます。
故障する前に摩耗した部品を交換したり保護したりすること。
また、設備全体ではなく一部不調をきたしている部分のみを修理しておくことで、故障を最低限に抑えることも期待できます。
定期的なメンテナンスを行うことで、予測されている大がかりな修理が不要になるケースもあります。
定期的な電気設備のメンテナンスは、長期的に見てコストの削減に一役買ってくれます。
3. 設備寿命の延長
電気設備はメンテナンスを行わずに使用していると、摩耗や劣化が進みます。
場合によっては耐用年数よりも早く故障してしまったり、交換が必要になってしまうことも。
定期的にケアすることで、電気設備を稼働させながら耐用年数もしくはそれ以上に使い続けることも可能となります。
たとえば、冷却ファンやフィルターの掃除をこまめに行うことで機器内部が清潔に保たれ、動作が安定します。
電気設備のメンテナンスは、機器の寿命を延ばし長期的に設備を使用できるようにするために必要不可欠です。
電気設備のメンテナンスは、設備のトラブルを未然に防ぎ、企業や施設が安全に運用できるよう支える大切な作業です。
電気設備が法律で決まっているって本当?
実は電気設備の点検とメンテナンスは法律で義務付けられていることをご存知ですか?
電気設備の点検とメンテナンスは「電気事業法」によって定められています。
電気事業法とは漏電火災などの、電気設備による重大な事故を起こさないために定められた法律です。
電気設備が正常に働かないと火災や停電などの危険があるため、定の基準に基づいた点検を企業や施設に定期的な点検を義務づけています。
電気事業法で定められた義務内容
「電気事業法」によると、企業や施設は電気設備の安全を守るため、以下のような点検を定期的に実施する必要があります。
年次点検
「年次点検」とは、年に1度行う、電気設備全体を詳しくチェックする大規模な点検のことです。
年に一度、設備がしっかりと機能しているかを確認し、もし異常が見つかれば早急に対処するために行われます。
年次点検では、電気設備を一時的に停止させ、設備内のあらゆる部分を細かくチェックします。
全体を見渡すことで、日々の運転では見逃しがちな小さな不具合や部品の劣化に気付くことができ、重大な事故や故障を未然に防ぐことが可能になります。
設備の外観や部品の状態を細かく確認します。
また、電気の通り道である配線やケーブルが正しく機能しているかも重要なチェックポイントです。
配線が劣化していると、漏電や火災の原因になりかねません。
動作に異常がないかや、安全装置が確実に働くかも確認します。
年次点検は、電気設備を適切に保つために欠かせないメンテナンスです。
月次点検
「月次点検」とは、月に1回程度行われる年次点検よりも比較的簡易的な点検です。
毎月定期的に行うことで、設備が日々の使用で変化していないかを確認します。
目で見て異常がないかを確認したり、ボタンを押したときに設備が正しく動作するかなどのシンプルな点検作業が中心です。
月次点検により、些細な変化やわずかな不具合を早い段階で把握することが可能です。
結果として、大きな問題に発展する前に対処することもできるのです。
月次点検は、設備の外観に目立った損傷がないか、配線が外れていないか、接続部にゆるみがないかなどを確認します。
また、必要に応じて機械が正しく反応するかをテストして安全に機器を使うことができるのかの確認を行います。
月次点検によって日常的な運転中に発生する小さな問題も発見しやすくなり、問題が大きくなる前に対応できるのが大きなメリットです。
月次点検は、日々の安全を保つための「見守り」のような役割を持っています。
シンプルな作業であっても、こまめな点検は設備のトラブル防止にとても効果的です。
臨時点検
「臨時点検」とは、予期せぬ事態や特別な事情が発生したときに行う点検です。
地震や台風のような自然災害が発生した場合、電気設備がダメージを受けていないかすぐに確認することが必要です。
また、設備の異常が見られたときや、操作ミスなどによるトラブルが発生した際にも臨時点検を行うことが多いです。
予想外の負荷が電気設備にかかったと思われる場合に臨時点検を行うことで、事故やトラブルが広がるのを防ぐことができ、周囲の安全も確保する目的もあります。
臨時点検では、異常が発生している箇所を特に重点的に調査します。
設備の状態や配線の接続に問題がないか確認することで、さらなるダメージが及ぶ前に対応できるのがポイントです。
地震の後には電気設備が動かなくなった場合、電線が断線していないかや、保安装置が正常に働いているかを確認することが多いです。
臨時点検は、特に不測の事態に対応するための大切な点検です。
この点検を迅速に実施することで、大規模な事故や長期間の停電を防ぐことができ、施設のスムーズな運営にも貢献します。
安全管理義務と企業の責任
企業や施設には、電気設備が常に安全に稼働するよう点検や修理を行う「安全管理」が義務つけられています。
法律に基づき、電気設備の安全性を確保するために定められています。
定期的に電気設備をチェックし、万が一異常や不具合が見つかれば速やかに修理を行う責任が示されています。
電気設備は業務の効率化を図るために欠かせません。
しかし、安全管理を怠ると、電気設備の不具合から火災や感電といった重大な事故が発生するリスクも有しています。
このような事故は、人的被害だけでなく施設の稼働停止や信用の損失にもつながります。
万が一の事態を防ぐために、電気設備のメンテナンスを法律で義務つけることで安全性の確保を促しています。
法律で義務つい蹴られているため、適切な点検や修理が行われなかった場合には罰則が科されることもあります。
安全管理を徹底することは、企業が社会的な責任を果たすうえで重要な義務であり、従業員や周囲の人々の安心と安全を守るために必要不可欠です。
そのため、法律で安全の義務化を課せられていると覚えておいていただけたらと思います。
電気設備のメンテナンスは電気を安心安全に使うために欠かせません。
特に法人が使う電気量や電気機器は一般家庭より大きいものが多く、万が一の場合に大きな事故につながる可能性も有しています。
電気設備メンテナンスは、電気を安全かつ効率よく使用し続けるためでなく、万が一の事態を防ぐためにも欠かすことができない取り組みです。
日常的に使用される電気設備は、劣化や故障は避けられません。
放置すると重大なトラブルにつながる可能性があります。
定期的なメンテナンスによって、設備の安全性を高め、長期的なコスト削減にもつながります。
ここでは、メンテナンスがもたらす具体的な効果を「トラブル予防」「安全確保」「コスト削減」の3つの観点から解説します。
定期的なメンテナンスでトラブル予防
電気設備の定期的なメンテナンスを、トラブルを未然に防ぐためも推奨しています。
電気設備は長期間使用され続けると少しずつ部品が劣化したり、接続部分に緩みが生じたりします。
劣化や緩みが重なり、突然の停電や装置の故障を引き起こすこともあります。
突然の停電や電気設備の故障は企業の業務に大きな影響を及ぼすことが多く、なるべく避けたい自体でもあります。
例えば生産ラインが急に止まってしまうことが懸念されます。
また、データシステムが停止し、場合によってはデータの損失の原因にもなりかねません。
このような問題を防ぐためにも日常的に電気設備を点検し、異常がないかを確認することが重要です。
電気設備には多くのパーツが含まれています。
特に「配線」や「分電盤(受け取った電気を施設内の必要な場所に適切に配分する装置)」といった部分は日常の利用によって劣化が進みやすいため、定期的なメンテナンスや点検が必要です。
配線は電力を各機器に届けるための線であり、長時間使用することで、摩耗や劣化が生じることがあります。
分電盤は電力を各エリアに振り分けるための大切な装置ですが、ここも定期的に点検しなければ劣化が進むことがあります。
メンテナンスによって設備の状態を確認し、少しでも異常があれば早期に対応することで、大きな故障や事故が発生する前に手を打つことができます。
定期的なメンテナンスは安全で安定した環境を保ち、施設内で安心して電気を使用するために欠かせません。
また、設備が安定して稼働することで、企業全体の生産性が保たれ、経済的な損失を防ぐことにもつながります。
メンテナンスで安全を確保しよう
電気設備の安全管理は、従業員や施設の訪問者の命を守るために非常に重要です。
電気設備の劣化や故障が原因で「漏電」や「感電」といった事故が発生することがあります。
漏電とは、配線や電気機器から本来流れてはいけない場所に電気が漏れること。
感電は人が電流に触れてしまうことで大きな怪我を引き起こす可能性があります。
このような事故は、火災の原因になることもあり、企業や施設にとっても大きなリスクとなります。
日常的なメンテナンスにより、電気が漏れないようにする「保安装置」や、電気の流れをコントロールする「ブレーカー」が正常に動作しているか確認します。
保安装置は、電気の流れに異常が発生した際に、電気の供給を自動的に遮断して事故を防ぐ装置で、異常があった際に迅速に対応するための重要な役割を担っています。
定期点検では、電線や配線が傷んでいないか、また保安装置が確実に動作するかを詳しく確認します。
万が一事故が起こっても、メンテナンスによって異常が早期に発見されていれば、復旧対応も迅速に行えます。
電気設備の定期点検を行って安全管理を徹底することで、電気を安全安心に使用し、業務に支障をきたすことも未然に防ぐことが可能となります。
計画的なメンテナンスでコスト削減
メンテナンスはコストもかかる……
そうお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
電気設備のメンテナンスは、長期的に見て企業の経費削減に大きく貢献します。
電気設備のメンテナンスを計画的に実施することで、緊急の修理や設備の交換といった予想外の出費を回避しやすくなります。
急な故障が発生した場合、対応に多額の修理費用がかかるだけでなく、業務を止めざるを得ない状況になることもあります。
一方で、計画的なメンテナンスを行うことで、設備の状態を継続的に把握でき、費用面でも安定した運用が可能となります。
不定期な修理対応は高額になりやすく、緊急対応のために人件費や部品の追加費用もかさみがちです。
突発的な修理の際には、通常の業務を中断せざるを得なくなります。
そのため、修理費用以上に、企業の活動に与える影響も大きくなるケースが多いです。
一方で、定期的なメンテナンスによって設備の劣化を早期に発見し、軽微な修理や部品交換だけで済ませることが可能です。
結果として、突然の出費を抑え企業全体の運用コストを効果的に向上させることも可能です。
計画的にメンテナンスを行うことは、予算管理の面でも安定した運用の実現のためにもおすすめです。
企業の年間予算に基づいたメンテナンススケジュールを立てることで、想定外の経費が発生するリスクを大幅に減らし、安心して電気設備を使い続けることができるのです。
応急修理と計画的メンテナンスのコスト比較
電気設備の管理には、突発的な「応急修理」と「計画的メンテナンス」の2つのアプローチがあります。
ここではそれぞれの特徴やコスト面での違いについて説明します。
応急修理は、設備の故障が発生した際に行う緊急の対応です。
その場で必要な対策を講じることが目的であり、早急に解決が求められます。
急な対応のため、通常のメンテナンスよりも高額になることが多いです。
また、部品や専門技術者を即座に確保する必要がある場合には、追加の費用がかかることもあります。
設備が長期間使用されていると、故障の頻度も増加するため、応急修理が必要になるリスクが高くなります。
計画的メンテナンスは、設備が正常に動作している段階から定期的な点検や整備を行うことです。
計画的なメンテナンスでは、設備の摩耗や劣化が小さい段階での軽微な修理を行うため、費用を抑えやすくなります。
また、設備を一時停止して行うメンテナンスも含まれるため、事前に予定を立てて、業務への影響を最小限に抑えながら対応することができます。
項目 | 応急修理 | 計画的メンテナンス |
---|---|---|
修理費用 | 高額になる傾向 | 定期的な点検で低コストに抑えやすい |
設備への負担 | 故障が進行しやすい | 軽微な不具合で修理可能 |
計画性 | なし(緊急対応) | 事前に計画し、スケジュールに沿って実施 |
安全性 | 一時的な対策でリスクが高い | 継続的に安全性を確保できる |
メンテナンスは計画的に行いましょう
電気設備のメンテナンスは、計画的に行うことがとても大切です。
設備は、日々の使用によって少しずつ摩耗し、特に負荷がかかりやすい部分では劣化が進みやすくなります。
計画的なメンテナンスを行うことで、このような自然な劣化を早めに見つけ適切な対応が取れるため、設備を長く安全に使うことができます。
計画的なメンテナンスの最大のメリットは突発的なトラブルを防げることではないでしょうか。
電気設備が突然故障すると、思わぬ修理費用がかかったり施設全体が停電して業務が一時停止してしまうなど、予想外の損失が発生するリスクが高まります。
定期的に設備の状態を確認し部品の交換や簡単な修理を行うことで、こうしたトラブルを事前に回避でき、業務に支障をきたさない運用が可能となります。
計画的にメンテナンスを行うためには「点検スケジュール」を立てることがポイントです。
例えば、毎月行う「月次点検」(簡単な確認作業)や、年に1回行う「年次点検」(全体を詳しくチェックする作業)といったように、設備の種類や使用頻度に応じて点検の頻度を決めると良いでしょう。
点検スケジュールがあると、いつどのようなメンテナンスを行うかが明確になり、計画的に対応できます。
また、メンテナンスを計画的に行うことで設備の寿命を延ばすことにもつながります。
設備は定期的に部品を交換したり摩耗している部分を補修することで、本来の機能を長く保てます。
長持ちさせることができれば、新しい設備に買い替える必要も減り結果としてコスト削減につながるのです。
電気設備のメンテナンスの重要性はわかったけれど、具体的にどんなことをするのか気になっている方もいらっしゃることでしょう。
電気設備のメンテナンスには様々な作業が含まれます。
施設の規模や業種によってもメンテナンス内容は異なります。
ここでは、法人向けの電気設備メンテナンスの主な内容を紹介します。
「自社の電気設備の最適なメンテナンスを知りたい」
という方も、基本のメンテナンス+αで検討していただけたらと思います。
詳しいメンテナンス内容を知りたい!そんな方はぜひお気軽にお問い合わせください。
電気設備メンテナンスの内容
電気設備のメンテナンスの基本的な内容を解説します。
配線・保安装置の点検とメンテナンス
電気設備を安全に使用するためには、電気を送る「配線」や過剰な電気の流れを防ぐ「保安装置」の点検がとても重要です。
配線は、電気を設備や機器に届けるための通り道です。
日常的に使われることで摩耗が進むことが多く、長期間使うと破損や劣化が進行することもあります。
例えば、配線が傷つくとその部分から電気が漏れたり、設備にトラブルが起こりやすくなったりします。
保安装置は電気が漏れるのを防いだり必要以上に電気が流れるのを自動で止める機能を持つ重要な装置です。
保安装置が正常に作動していないと、感電(電気に触れることによる事故)や火災などの大きな事故を引き起こす危険性が高まります。
そのため、定期的な点検を行って、配線や保安装置が問題なく機能しているかを確認することが求められます。
定期的に点検を行うことで、安全性を維持し、安心して電気を使える環境を整えることができます。
摩耗部品の交換と清掃のメンテナンス
電気設備には、ほこりや汚れがたまりやすい場所がいくつもあります。
汚れや埃がたまると、設備内部で熱がこもってしまい、電気の流れがスムーズにいかなくなることがあります。
また、電気がショートしてしまったり、火災の原因となってしまうことも。
とくに電気をたくさん使う設備や高温になる部分は、汚れが原因で機械が故障しやすくなります。
定期的に設備の清掃を行うことで、熱がこもらず、電気も効率よく使えるようになります。
電気設備には長く使っているとどうしても劣化してしまう部品が含まれています。
劣化しやすい部品は定期的に交換することで、設備全体の負担を軽減し、故障のリスクを抑えることができます。
このように、清掃や摩耗部品の交換は、設備の寿命を延ばし、安定した動作を確保するために欠かせない作業の一つです。
電圧・電流の測定によるメンテナンス
電圧と電流の測定は、設備が正常に動作しているかを確認するために必要な作業の一つです。
電圧とは、電気の「圧力」のことで、電流とは電気の「流れる量」のことを指します。
設備が正しく動作するには、電圧と電流が適切な範囲に収まっていることが必要です。
電圧や電流が正常でないと、設備が故障したり、機器が誤作動を起こしたりする可能性が高くなります。
定期的に電圧や電流の値を測定することで、設備の状態を正確に把握し、異常が発生していないか確認します。
電流が過剰に流れていると、機器が過熱しやすくなり、火災のリスクも高まります。
異常な数値が出た場合には、すぐに原因を調べて修理や調整が必要です。
電圧や電流の測定を通じて電気の流れを最適化し、エネルギー効率を高めるメンテナンスも重要です。
ブレーカーの作動確認とメンテナンス
ブレーカーは、電気が必要以上に流れたときに、自動的に電気の流れを止めるための装置です。
ブレーカーの作動によって電気設備が過負荷(必要以上の電気が流れること)になるのを防ぎます。
過負荷の状態が続くと、電気設備や機器が破損したり、火災が発生する可能性があります。
そのため、ブレーカーが正常に作動しているかを定期的に確認することが安全を保つためには不可欠です。
ブレーカーには、過電流やショート(電気が本来流れるべきでない場所に流れること)を検知すると、自動で電気の流れを遮断する機能が備わっています。
定期的にブレーカーの作動をチェックすることで、設備が安全な状態で稼働しているかを確認できます。
この作業を通じて、ブレーカーがしっかりと保護機能を果たし、トラブルを未然に防ぐことが可能です。
電気機器の動作確認とメンテナンス
動作試験は、電気設備が正しく動いているかどうかを確認するためのテストです。
、設備に異常があるかどうかを早期に発見し、問題がある場合には修理を行うことができます。
動作試験には、設備のスイッチがきちんと作動するかや、電気がスムーズに流れているかをチェックする項目が含まれています。
たとえば、空調や照明のスイッチが正常にオン・オフできるかを確認し、動作に不具合がないかをチェックします。
万が一問題が見つかった場合には、設備の調整や部品交換を行うことで、業務に支障を出さずに設備を維持できます。
動作試験は、設備が日々の業務でスムーズに動作し続けるために欠かせない確認作業です。
点検頻度の目安とその理由
点検は、設備の劣化を防ぎ、安全な運用を維持するための大切な作業です。
設備の状態や使用環境に応じて、以下のような頻度で点検することが推奨されています。
点検種類 | 頻度 | 主な内容 | 目的 |
---|---|---|---|
月次点検 | 月に1回 | 目視確認 簡単な作動テスト | 小さな異常の早期発見・対応 |
年次点検 | 年に1回 | 設備停止しての詳細チェック 保安装置や配線の点検 | 大きな故障リスクの未然防止 |
臨時点検 | 必要に応じて | 台風や地震などの災害後の確認 異常発生時の詳細点検 | 災害時・異常発生時の緊急対応 |
月次点検
月次点検とは、毎月一回定期的に行われる簡易的な点検です。
月次点検の主な目的は、日常的な使用によって生じる小さな異常を早期に見つけることです。
目視による確認や機器が正常に動いているかを確認する「作動テスト」が行われることが多いです。
目視とは、目で見て確認する作業のことで、ケーブルが摩耗していないか、器具がしっかりと固定されているか、錆びや汚れがないかといった基本的なチェックを電気工事士の資格を有した作業者が行います。
作動テストでは、実際に機器を動かしてみて動きに問題がないか確認します。
電源スイッチがしっかり作動するか、電流が安定して流れているかなどです。
月次点検のは、、日常的に設備の状態を確認できるため、大きなトラブルが発生する前に小さな不具合の兆候を把握するために大切な点検です。
設備の故障を未然に防ぎ突然の緊急対応を減らすことが期待できるため、業務の安定を維持するためにも行いたいメンテナンスです。
日常のメンテナンスを通じて小さな不具合を早期に対処することで、設備の寿命を延ばし企業全体の運営に良い影響を与える点検方法です。
年次点検
年次点検は年に一回行われる大規模な点検です。
月次点検よりもさらに詳しく電気設備全体を確認するため、設備を一時停止させて行うことが多いです。
配線や内部の部品に至るまで詳細にチェックを行い安全性や劣化状態をしっかりと確認します。
配線が古くなっていないか、保安装置が正しく機能しているか、どこかで異常な熱が発生していないかを詳しく確認します。
日常点検では見つからないような深い部分の問題を早期に発見し、大きな故障や事故を防ぐことを目指して行います。
年次点検は施設の全体を把握し、長期間にわたり安定して電気を使える状態を保つための重要な作業です。
年次点検で大きな異常を早めに発見することで、トラブルの発生を未然に防ぎ、安心して設備を使用できる環境を整えます。
設備の状態をしっかり確認し、安全性を向上させるため、欠かせないメンテナンスです。
臨時点検
臨時点検は、必要に応じて行われる特別な点検のことです。
通常の月次や年次点検とは異なり、災害や異常が発生した際に実施されます。
台風や地震などの災害が発生した場合には、電気設備が損傷していないか確認し速やかに対応することが求められます。
臨時点検の主な目的は、災害や事故が設備に与える影響を迅速に見極め問題がある場合には即座に対策を講じることです。
災害後の臨時点検では、配線の損傷や保安装置の動作確認を重点的に行います。
もし、配線が破損していると、電気の流れが途絶えたり、漏れたりする可能性があります。
このことが原因となり火災や感電事故につながるリスクがあります。
臨時点検は、このようなリスクを早期に把握し、被害が拡大しないようにするための点検です。
異常発生時にも臨時点検は行われます。
急に設備が止まったり、音や熱の異常が見られた際に、原因を突き止め修理が必要かどうかを判断します。
臨時点検によって迅速な修理が行われることで、安全で安心な設備の稼働が保たれるとともに、利用者や従業員の安全も確保されます。
一般的な電気設備のメンテナンスについて解説しました。
しかし、前述の通り電気設備は業種や規模によっても必要なメンテナンスが異なります。
法令で定められているメンテナンス。
しかし、企業の健康的な経営と、従業員やスタッフが環境からストレスを感じることなく、作業効率を維持するためにも定期的なメンテナンスは必要不可欠です。
電気設備のメンテナンスは、法人の経営の土台を支える大切な柱の一つです。
電気設備のメンテナンスは、施設の安全な運営と効率的なエネルギー管理に欠かせません。
また、法令でも定期的なメンテナンスは義務つけられています。
それほど、安全に運用することが重要視されているのが電気設備のメンテナンスだと言えます。
林田電気工業では、確かな技術と迅速な対応を通じて、企業様の電気設備を最適な状態に保つサポートを行っています。
電気設備を安心して利用できる環境を整え、日常業務の安定運用を支える林田電気工業のメンテナンスの特徴をお伝えします。
確かな技術と迅速な対応
林田電気工業は、50年以上の豊富な実績を持つ地元密着の電気工事会社です。
長年にわたる経験から培った技術と知識を活かして、電気設備のメンテナンスから緊急時の対応までを行っています。
電気設備に不具合が起きた場合、迅速に状況を確認し、適切な対処をすることが重要です。
林田電気工業は、トラブルが発生した際にすぐに駆けつけ、設備の状態を調査し適切な方法で修理や対応を行う体制を整えています。
また、林田電気工業では「顧客対応力の向上」を大切にしています。
日々学び続け、技術力を高め、サービスの質を向上させる努力を行う電気の「プロ」集団です。
私たちは細かい点検や丁寧な説明を心がけ、企業のニーズに合わせた提案ができるよう心がけています。
定期的な点検と必要な修理を確実に行うことで、お客様の設備が長く、そして安全に利用できるようサポートいたします。
林田電気工業の迅速で信頼性のある対応により、企業が安心して業務を行える環境を提供し続けています。
予防・改善・コスト削減を実現します
電気設備におけるメンテナンスは、故障の予防・設備の改善・コスト削減という観点で重要な役割を果たします。
設備が定期的にチェックされず放置されると、故障や劣化が進み予期せぬトラブルが発生しやすくなります。
トラブルが発生してから修理を行う緊急対応は、通常のメンテナンスよりも高い費用がかかることもあります。
また、故障が発生すると、設備が使用できない期間が生じ、業務や生産に支障が出るリスクもあります。
林田電気工業では、こうしたリスクを最小限に抑えるために、設備の定期点検や予防的な修理を通して、設備の安定稼働をサポートしています。
定期的に設備をメンテナンスすることで、エネルギーの無駄を減らし、日々の運用コストも削減することが可能です。
これにより、電気代を抑え、企業の経費管理にも大きな効果が期待できます。
林田電気工業のメンテナンスサービスは、長期的な経済効果をもたらす取り組みとして多くの企業に選ばれています。
最新技術と専門知識を活かしたサポート
林田電気工業は、最新の技術や専門知識を活用して、電気設備のメンテナンスに高い効率と安全性を提供しています。
電気設備のメンテナンスでは、遠隔監視システムや、劣化を早期に検知するためのセンサー技術など、最新の技術を積極的に導入。
これにより、設備の状態をリアルタイムで監視し、異常が見つかればすぐに対応できるため、事故や大規模な故障を未然に防ぐことができます。
また、林田電気工業のスタッフは、電気設備に関する豊富な知識と経験を持ち、さまざまな問題に対して適切な判断と迅速な対応ができるように日々研鑽を積んでいます。
電圧や電流の安定供給を確保するための配線や機器の調整も、最新の知識と技術を駆使して行っています。
林田電気工業は、最先端の技術を導入したメンテナンスで、お客様の施設の電気管理をサポートしています。
定期メンテナンスで電気運用を安全に!
電気設備の定期メンテナンスは、安全に電気を使い続けるために不可欠な作業です。
施設で使用する配線や電気を管理する装置が正常に動作しているかを確認し、劣化や老朽化した部品を早期に見つけて対応することが重要です。
配線や設備が劣化していると、電気が正常に流れなくなることがあり、それが原因で事故や火災が発生する危険性が高まります。
また、設備の故障や突然の停電が発生し、業務が一時的に停止してしまう可能性もあります。
林田電気工業では、こうしたリスクを減らし、施設内で安心して電気を使える環境を維持するためのメンテナンスで電気の運用をサポートしています。
電気設備の状態を細かく確認することで、異常を早期に発見し必要な修理や部品交換を行います。
定期メンテナンスは、一見すると手間やコストがかかるように感じられます。
しかし、事故や故障のリスクを低減することで、長期的に見て経費を抑え、施設の運営を効率化する重要な役割を果たしています。
電気設備の定期メンテナンスは林田電気にお任せください!
電気設備のメンテナンスは、専門的な知識と技術が必要です。
また、電気設備は電気を扱う専門的な知識や技術を必要とします。
林田電気工業は、地域の皆様のおかげで創業から50年以上にわたって電気工事に携わって参りました。
さまざまな施設の電気設備を管理を長く任せていただいてきました。
豊富な経験と確かな技術力を持つ林田電気工業が、お客様の設備を最適な状態に保つための全面的なサポートを提供します。
林田電気工業では、点検やメンテナンスについてのお問い合わせや依頼に対して専門スタッフが親身な対応を徹底しています。
施設やお客様のニーズに合わせて、最適なメンテナンスプランを提案し、効率的な運用ができるようサポートいたします。
また、点検時に発見された不具合についても、迅速かつ丁寧に対応し、信頼性の高い環境を整えます。企
業様が安心して電気設備を利用できるよう、林田電気工業は全面的にバックアップしています。
日々の業務に追われてついつい後回しにしてしまいがちな電気設備のメンテナンス。
自分たちで計画を立てるのは大変!
毎回連絡してお願いするのも手間になる!
そんな時には林田電気工業にぜひご相談下さい。
法人様の業務への影響を最小に抑えたメンテナンスの提案を行い、電気設備の管理を行いサポートをさせていただいております。
50年以上の信頼の実績と地元に通じた経験で、福岡の法人を電気で下支えさせていただいております。
どうしたら良いのかわからない。
とにかく状況を見て提案が欲しい!
電気に関してわからないことが多いのは当然のことです。
電気設備のメンテナンスはプロに任せて、さらなる業務の効率化を図り、企業成長に繋げる時間に活用していただけたらと思います。
半世紀の歴史!
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